どうも、しみっちゃんと言います。
このコミュニティのテーマは『詩』です。
『詩』は短歌や俳句のように古くからある文芸です。
しかし、短歌や俳句と違い、『詩』には決まったルールがありません。
もちろんルールのある『詩』もありますが、このコミュニティでは
基本的に口語自由詩と呼ばれる『詩』の種類を作ってもらおうと思います。
口語自由詩とは、簡単にいうと今の言葉で自由に作る『詩』のことです。
読書メーターにいる人たちは皆さん本を読んでいるからなのか、
素敵な言葉を紡ぐ人が多い気がします。
そんな皆さんの素敵な言葉をぜひ聞きたいです!
それから、『詩』を皆さんに作ってもらうと同時に写真も集めたいと
思います。
『詩』と写真を合わせて一つの作品にしようと考えています!
どうなるかはわかりませんが(笑)
出来れば、YouTubeやホームページなどを創って紹介していけたらなっと
思っています!!
たまに、テーマを指定することなどもあるかもしれませんが、
基本的には自由に『詩』を作って欲しいです!
多くの人の参加をお持ちしています(*´∀`*)
トピックなどは自由に作ってください!!
このコミュニティは参加者全員で作っていくコミュニティです!
管理人の許可は要りません!
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「透明な闇
透明な闇がある
白闇の意識は空間に溶解した魂
空間から鳴り響く妙音
心眼のみ微かに聴く
時空を超えた万華鏡
自ら発光する以前の空間
透明な闇
白闇
語るもならじ
宙より血が滲み滴る
誰もそれは観得ない
秘められた風景
時空の結晶状態
雪の結晶にも似た
透明な闇
何度も何度も机に向かって
何度も何度も書いては消して
出せない手紙
私は何を伝えたいのかな?
君が笑顔でいてくれたら
それでいい
ただそれだけなんだ
https://youtu.be/je0YLYs4s-0?si=VNK56g9S4odfHrpy
「悲劇の果実」
古より隠されしその禁断の果実を食したる者の運命は非業ならぬ業を背負い生きると知ることにある。
秘伝書には秘密の蜜とも記されているのだが、その蜜は生存を抹殺する猛毒でもある。ゆえに使用法自体も果実を食いたる者しか知ることは出来ない。
いつの世にもこの果実を食べたと錯覚する者多し。今日でもそのように語りつつ「悲劇人」と称する人物達は八百屋に並ぶ果実さながらにそこかしこに存在する。
市場にて売り買いせる商品の名札を首からぶら下げて自己宣伝に忙しい。
悲劇の大安売りに庶民はただ物珍しき一瞥をするだけで通り過ぎる。われと我が身の悲劇より強い関心などあろうはずもない。これは正当な判断である。いかにも食欲を萎えさせる得体も知れぬ歪んだ形のものを金まで出して買うはずがない。
さて、「悲劇病」そこかしこに伝染して猛威をふるい、食せざる一般人にまでその病に冒されたとの情報が飛び交う始末。
その元凶や見えざりしものなれば治療の手だて無く精神科おおいに繁盛す。いつしか悲劇は狂気に転じ、方々で事件勃発せり。
人々互いを恐れ我先にと先手を打ちては愚行を繰り返す。疑心暗鬼の世の中に錯乱狂いて乱奇行。
ひとを喰らい、おのれをも喰らう様相、さながら地獄の鬼の所業。
ひとのこころに巣くう闇の様変わりやはなはだ怖ろしきものなり。
「うつりしよよに」
うつりしよにみしりいりしみいりししきにいきかひぬ
いききいきうつりししきにいりくるひよよにみいりし
よよにいる
うつりしときによまよひぬよまいぬとてなをみりぬか
うつりしよよのあまきよのめいていなりしよにいきし
ゆらめきたちぬほのかなるひめしひとひにいるよみや
うつりしよよのあやしさよみもくるひしひといろにや
うつつありぬれよよにぬれしおりむししきにくるひたり
くるひたれどもひとしきにしきいきまみれしよよにしむ
しみしみいりぬよよのよにうつりしよよにひしめきしや
「幻視」
不意に眩暈と戦慄に襲われ
私は深い眠りに堕ちた
何処までも
時空の消失
一切が時空と化す
意識のみ鮮明に在る
不可思議な異空間
覚醒の眠り
眠りの覚醒
渦巻き文様
妙音と玄音
さらに深く 堕ちた
漆黒の闇
不意の痛み
私は道端に倒れていた
犬が顔を舐めて通り過ぎた
蟻や羽虫や名もしらぬ虫が
私を噛んだ
三度眠った
今度は荒野だった
一面砂漠の光景
聞こえるのは風の音だけ
やがて無風になり
支配するのは怖ろしい沈黙のみ
やがて
全身が砂に埋もれた
不思議な闇の空間
意識も定かならぬ
朦朧として
夢に似た
熱の空間
やがてそれも消え
何も無い
意識のみ在る
遠くに十字架形の
シルエットが浮かぶ
すぐに消えた
幻覚らしい
意識が 薄れ 遠のく
私は公園のベンチに横たわっている
深夜に
泥酔していたようだ
眩暈と吐き気
頭が割れるように痛い
全身が凍りついたように寒く
震えている
遠くから雷鳴が聞こえた
起きねば と
強烈な突風が襲った
空間に漂う
意識のみが
「ちょうのまい」
ちりぬるをはひさしくて
ひたひたむきにちょうのまい ふいのやみふゆ
めのいぶきのみにたゆるひとひとのなみ
くるいむかしにようまいの ただひたむきのちょうのまい
やみのうたげにたえぬるをいきしちに
これひたむきのちょうにまい
みえたりよめたりのたまわず ひとひとびとにまいくるへ
しられずみられずうろたえず
ひたひたむきにちょうのまい
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