「ノーベル賞に数学賞がないのは、コワレフスカヤに振られたノーベルが、彼女と親しいミッタク=レフラー(ノーベル数学賞があったら受賞していたかもしれない)に嫉妬したためではないかという俗説がある。」
恋と数学に生きた薄命の美人数学者ソニア・コヴァレフスカヤ、自伝として
「ソニアコヴァレフスカヤ自伝と回想(野上弥生子訳)」(岩波文庫)
分子生物学では、科学ライターが関係者(科学者)へのインタビューを編集して単書とした「分子生物学の夜明け」(フランシス・ジャドソン)がありますね(勿論、他にも沢山あります)。我が国における関係者自身による回想録として「生命のらせん階段」(渡辺格)「われわれにとって革命とは何か」(柴谷篤弘)。
DNAの2重らせん構造解明に関った、とある女性科学者の伝記です。
DNAといえば"『二重らせん』、ジェームス・D・ワトソン"が有名ですが、
DNA発見までの科学史としては下記の書の方が優れているかと思います。
『ダークレディと呼ばれて』、ブレンダ・マドックス
地学・天文学の分野のパラダイムがどういう変遷を辿ったのか。
そういうことについて書いてある本です。
・『はじめての地学・天文学史』、岡本拓司、風間敏
あと、山本義隆の名前が出ていたのでこの本もあげさせてもらいます。
決して読みやすい本ではないですが、熱力学の歴史的な流れを書いた本としては秀逸じゃないでしょうか。長いし、内容が重いし、本当に読むの辛いですが。
・『熱的思想の史的展開』、山本義隆
「核分裂を発見した人―リーゼ・マイトナーの生涯」
シャルロッテ ケルナー
女性科学者のをよく読みます。結構 すごいです。頑張ってたのねと。今とは違うから よけい。
やいっちさん いろいろ面白そうな本の紹介ありがとう。
沈黙の春は読んでいても、彼女の生涯は 読んでないです。メモメモ。
山本義隆さんの本も 面白そうな本が 図書館にあるので 読みたいです。
科学史というと、元・東大闘争全学共闘会議代表の山本義隆氏をすぐ思い浮かべる。ある意味、我々世代のヒーローのような人。学者としてまっとうに研究していたら、すごい研究をしたんだろうが、全共闘運動で道が閉ざされた。哲学や『磁力と重力の発見』や『世界の見方の転換』などの科学史の名著がある。物理学(力学など)の歴史を幅広い観点から捉えて秀逸。彼には、予備校教師として、駿台予備学校で物理科の講師を30年以上務めているという側面も。
リンダ・リア/著の『レイチェル レイチェル・カーソン『沈黙の春』の生涯』(上遠恵子/訳 東京書籍)は、伝記として優れているし、読み物としても面白かった。しかも、結構、カーソンの本からの引用も多いので、読書体験として充実したものになった。環境問題が今もって喫緊の課題である今日、読む値打ちがあります。
いえいえ、一般的だと思います。私が無知でして、今までどのジャンルに入るか考えて読んだことがなかったので、紅子さんが具体的に本をあげてくださって有り難いです。
思い付いたら投稿しますねー♪
「生物と無生物のあいだ」と「ビッグバン宇宙論」読みました♪なるほど、確かに科学史ですね。科学史の分類がなんとなくわかりました。ありがとうございます(*>ω<*)
私が今までに読んだものを少し紹介。
「背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか」ウイリアム・ブロード,ニコラス・ウェイド :古い本ですが なかなか面白かったです。
「ペトロス伯父と「ゴールドバッハの予想」 」アポストロス ドキアディス :あ、これ 小説なのか。科学史に入らないわ。でも入れさせて。
「パリに生きた科学者 湯浅年子」山崎美和恵:岩波ジュニア選書なので子ども向けで巣がこういった科学者がいたことを 知らない人も多いと思います。第2次世界大戦勃発直後,30歳で単身渡仏、ジョリオ=キュリー夫妻のもとで研究を始めたものの,戦争のため帰国を余儀なくされ….国際的に活躍した日本初の女性科学者の伝記です。
「生物と無生物のあいだ」福岡 伸一:歴史的な感じで説明されてましたっけ。
「素数の音楽 」マーカス・デュ・ソートイ :数学に 入れてもいいですが、これも科学史的な気がします。
「ビッグバン宇宙論 」サイモン・シン :これも私の感想ですが、科学史的だと思います。
「暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで」サイモン シン 、青木 薫 訳:どうしても科学史的に考えちゃう傾向が あるのかな。
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