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英語でミステリ読もっ♪

(テスト)"I'm travelling alone" by Samuel Bjork ONE -- Spoiler Welcome
トピック

たま佳
2017/04/20 20:45

EpigraphからChapter13までのONEについて、ネタバレOKのトピックです。
なんでもどうぞ!

あらすじ↓

ONE

Chapter1
少女の首つり遺体が発見される。遺体には人形が着ているようなドレスが着せられており、さらに教科書の入った小さな通学バッグを掛けられ「わたしはひとりで旅しています」というタグが付けられていた。教科書には「Toni J.W. Smith」と名前が書かれていた。

Chapter2
ヒトラの小さな島で孤独に暮らす元刑事ミア・クルーガー。精神安定剤が手離せない。

Chapter3
ホルガ―・ムンクはある事件をきっかけに閑職に追いやられた刑事。優秀で皆に好かれるタイプだった。太ってはいるが酒は飲まない。数字とクラシック音楽、クロスワードパズル、チェスが大好き。
そして今彼は、ミア・クルーガーの元に車を走らせている。

Chapter4
ミアは双子の姉を亡くしていた。その命日が4月18日。10年目のその日、ミアは自らの命を絶つと決めていたのだった。

Chapter5
ホルガ―は離婚していた。元妻は再婚し、娘にはひとり娘がいる。この孫娘をホルガーは目に入れても痛くないほどかわいがっている。休憩していたホルガ―の携帯が鳴り、母親を預けているケアハウスのなじみの介護士から今日は来れるのかの問い合わせだった。彼女はとても感じがいい。

Chapter6
首に鷹の刺青がある男。駅のコインロッカーである仕事の報酬を受け取る。この仕事の依頼主は簡潔で太っ腹だ。

Chapter7
ミアは幸せな家庭で育った。立派な両親と優しい祖母。そして姉。だがその姉、シグリッドは薬に溺れ命を落としたのだった。
刑事として生活を始めた頃、ミアはホルガーと共に、行方不明になった少女の捜査にあたっていた。郊外のキャンピングカーに乗り込むと、そこにはその少女とは違う少女と男がいた。ミアはこの男を見て発砲、射殺。十分に事態への対処を訓練されていたミアがそんな突発的な行動に出てしまったのか。
そしてその後、委員会の審議、マスコミの批判にさらされたミアだったが、彼女の盾になり守ったのは他でもないホルガーだった。

Chapter8
森のそばの小さな家に住むトビアスとトーベン兄弟。ネグレクト状態の母親に代わり13歳のトビアスが6歳のトーベンの面倒を見ていた。
ある夜ふたりは、大喧嘩する両親を尻目に森へ出かけた。こうすれば小さな弟に両親の喧嘩を聞かさなくて済む・・・

Chapter9
薬の売人を射殺した事件の後、「治療」という名目でオスロから遠く離れひっそりと暮らすことを選んだミア。彼女の住む島へボートで向かうホルガー。ふたりの出会いが語られる。

Chapter10
人の気配で目を覚ますミア。隠し持っていた銃を構え、物音のするキッチンへ向かうと、そこにいたのはホルガーだった。
再会のあいさつもそこそこにホルガーが切り出したのは彼が目下担当しているふたりの少女が首つりの状態で見つかった殺人事件のこと。ファイルを見ることを最初は拒んだミアだったが結局断り切れずに「見るだけだからね」としぶしぶ写真の検証を始める。

Chapter11
検証を終えたミアは少女たちの左手小指の爪にひっかき傷があることに気付く。「ただのひっかき傷のように見えるけど違うわ。これは1番目って意味よ。きっと次がある」
さらにかばんに入っていた本に書いてあった名前とドレスのタグに刺繍されていた「M10:14」に注目する。
だが、チームに戻ってこないかという誘いを断固として拒否するミア。やせ細り見たことのない姿になっているミアをホルガーは心配する。

Chapter12
弓矢を作り遊ぶうちにトーベンの姿が見えなくなり探しに行くトビアス。やがて見つけた弟の視線の先にあったのは、木にぶら下がる少女の首つり遺体だった。

Chapter13
4月18日まであと1日。だが少女たちの姿がミアの頭から離れない。誰が、誰に見せるために、こんな手の込んだ装飾をことを遺体に施すのか?頭をもたげる捜査官としての勘にイラつくミア。教科書に書かれていた名前を記憶に探し出そうとするが、そんなミアの脳裏を過去の事件がよぎる。老女変死事件。だが殺人の証拠を見つけることができなかった。ヘーネフォスで起きた嬰児誘拐。男性看護師が「ごめんなさい」と遺書を残し自殺したため誘拐犯は彼で確定されたものの、赤ちゃんはいまだに見つかっていない。
最後の真夜中を迎えようとしている彼女は突然その名前の意味するものに気付く。時間も忘れダイアルを回すミア。かけた先はホルガー。
「わかったのよ!Toni J.W. Smithの意味がわかった!」
それは嬰児誘拐事件と今回の事件のつながりを明らかに示していた。もうミアに迷いはなかった。この事件だけは解決しなくてはならない。「チームに戻るわ」

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