530通のやりとりを読み終えた。「怒涛の1220通!!」折り返し地点が迫って来た。小説の中で回収されない謎に関するメールをよく目にする。自分なりに解釈したり、作者にヒントをもらおうとしたり。私の場合、17歳の頃から四半世紀は読み続けているので(大半は再読)、謎は謎として自然に読み流している。分析しようとも思わないし、立ち止まることもない。「そういうものなのだ」と思いながら読んでいる。量子の世界になると因果律の世界は崩壊し、そこに表象されているものは、ただそのように表象されているものとして認識し、次のステップへ進んでいかないと宇宙の謎は解けない。私たちは実際に謎は謎のまま提起され続けている世界をリアルに生きているのだ。
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