「本の再読は、むやみに海に乗り出していった人が、次は海図をもって航海に出るようなもの」

レースロップ・フライ(カナダの文学評論家)

「ひとりの人間が一生涯で実際に経験できることは限られています。
読書は時空を超えてあらゆる疑似体験ができ、天才、偉人、変人、どんな人間とも交われます。知識がつき、知恵がつき、情操を深めます。
本は大事な人生の糧です。
『言葉は力なり』常々思っていることです。
言葉を通じて物を考え、論理を組み立てることができる。
その力を養うのに、読書に優るものはないと思います。」

富士フィルムＨＤ ＣＥＯ 古森重隆
朝日新聞(平成26年5月23日付)

読書とは、今ある自分とはまったく異なる性質の人間を心のなかに住まわせることであり、その分だけ、自分の器を大きくしてくれる。

読書入門(新潮文庫)／齋藤 孝