幣原喜重郎が破壊衝動の持ち主であれば、日本近代史が従来よりもより理解しやすくなるのは事実です。石原は満州事変を起こす前、現在の状況であれば強攻策をとっても国民はついてくると語っています。あまりの軟弱外交が国民の不満を高め、石原莞爾などの軍部の強硬派が台頭する下地をつくる結果となったからです。当時の政党政治が短期間で終わった理由も、説明可能になります。政党政治は自壊したのです。
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