イギリスの日本研究者、アントニー・ベストの『大英帝国の親日派』によると、(P25)、幣原の外交政策こそが日英協調を破綻させたと述べています。やはり幣原は英米協調主義者ではなかった、と考えるべきでしょう。
幣原は憲法9条制定に関与していて、リベラル系の研究者から高く評価され、その延長線上で、外務大臣当時の業績も高く評価されがちですが、そうした見方は誤っていたのです。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます