著者の早野透氏は朝日新聞記者です。田中角栄と朝日新聞は田中の金権問題で激しく対立しましたが、政治信条はリベラル左派的で似かよっていました。この本でも田中は好意的に書かれています。ただ、田中派に属する政治家には、共通点として、人生の挫折感(トラウマ)があったと語っています。この挫折感(トラウマ)こそが破壊衝動と深い関係にあった、と私は考えています。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます