幣原喜重郎の側近であった平野三郎は、「私には9条の意味がよく分かりません。・・・軍隊のないところに敵が攻めてきたら、どうするのですか」と尋ねます。すると、幣原は「死中に活だよ」と述べています。死中に活とは、辞書によれば、絶望的な状況であえて危険な状況を選ぶというい意味があります。幣原は、軍備を放棄する理由をこのように述べているのです。
幣原よりも平野のほうがよほど「まとも」と思うのは、私1人でしょうか。
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