ケヴィン・シムラーとロビン・ハンソンの共著『人が自分をだます理由』(原書房)が先日刊行され、私はいま半分ぐらい読んだ所です。なお、副題は「自己欺瞞の進化心理学」です。
印象深い点は、人が他者との安定した関係を簡単に結べるのであれば、これほど脳を大々的に進化させる必要はなかったという旨の指摘です。ヒトは他者との関係が壊れる場合がしばしばあり、それが強力な淘汰圧となり、他の生物を圧倒する脳を進化させたとのことです。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます