少し前に言及のあった有田八郎の『馬鹿八と人はいう」からの引用です。
イギリスにたいする日本国民の反感は日英同盟廃棄後の頃から、だんだん擡頭して来たのだが日華事変以後、イギリスが直接間接、蔣介石を援助するという事実の表われにるにしたがって、いよいよ猛烈になり、これがイギリス勢力を中国から駆逐しなければ、真の中国の建設、真の日中提携は出来なくなるという懸念によって一層深刻化し、昭和十三年の秋には一大排英運動の展開となった。
引用は以上です。今日の視点からすれば、日本は何という愚か道を歩んだのかと思われるでしょうが、当時は日本人の多くが正しいことを行っていると考えていたのです。、
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