昭和戦時下の朝日新聞社の実力者は、緒方竹虎でした。緒方は昭和19年7月、小磯国昭内閣で国務大臣となりますが、翌20年1月、大日本翼賛壮年団(翼壮)の団長にも就任します。
そして早速翼壮の機構改革に取り組み、四元義隆と三上卓を幹部に登用します。四元は、昭和7年に起こった血盟団事件、三上は同年の5・15事件に参画した人物です。
緒方の周りには、危険な人物が大勢いたのです。
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