現在は東京大学名誉教授の宮地正人氏はこの本で「国民主義的対外硬派」という言葉を使い始め、少なからぬ研究者もそれに習っています。
同書のp302には、第3次桂太郎内閣を退陣に追い込んだ(第1次)憲政擁護運動を推進した勢力は、2年ほど前に中国で勃発した孫文率いる辛亥革命を擁護する日本人グループと重なると指摘しています。もちろん朝日新聞もそうした一員でした。この憲政擁護運動では、桂内閣を支持する新聞社が放火されたりしています。「国民主義的」という形容詞にだまされてはいけません。
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