同書の第1章「事実で人を説得できるか?」のp30に「賢い人ほど情報を歪める?」との小見出しがあり、その冒頭の文章を引用します。
自分の意見を裏づけるデータばかりを求めてしまう傾向は「確証バイアス」と呼ばれている。人間がもつバイアスのなかで、これより強いものはあまりない。言われてみれば、あなたもこんなタイプの人々を毎日目にしてはいないだろうか。自分の気に入らない意見には耳を貸さず、都合の良いことばかりを受け入れる人たち。もちろん個人によって差はあるから、その程度は様々だろう。だが、バランス良く情報を取り入れる人がいる一方で、持論に合わない証拠には取り合わない人がいるのはなぜだろう?
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます