要約します。戦後になって幣原喜重郎は側近の青木徳三に『太平洋戦争前史』の出版を指示します。先の一連の戦争は軍部主導によるもので、平和主義者の文官は弱く戦争を止められなかったという趣旨の著作です。しかし、青木自身、太平洋戦争のさなか戦争遂行という国策に大蔵省高官として協力していました。幣原や青木は「歴史捏造」に加わっていたのです。
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