大阪朝日新聞の大正デモクラシー路線を牽引した人物に、編集局長の鳥居素川がいます。しかし、この鳥居は「国士」型のジャーナリストでした。同書のp67には「素川はドイツ仕込みの武断派で、性格からも民主主義とはむしろ相容れぬのに、大阪朝日の編集局長としては『民主主義のリーダー」だったとあります。またp69には「本来帝国主義者の一典型ともいうべき素川」との語句もあります。
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