私は元々、金子堅太郎に強い関心がありました。伊藤博文の側近として大日本帝国憲法制定に関わり、日露戦争に際しては、ハーバード大学同窓のセオドア・ルーズベルトに仲介を依頼して成功した人が、昭和になると「アジア主義者」に転向してしまったのです。まさに近代日本の歩みを体現したような人物です。なかなか興味深い著作ですので、次回以降より詳しい紹介をします。
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