同書に森茂樹・久留米大学教授の「大陸政策と日米開戦」とい論文が収録されています。P294以下では東郷茂徳に言及されていて、東郷はアジア主義に近い外交官だったと指摘されています。東郷の盟友は広田弘毅であり、広田は玄洋社系の典型的なアジア主義者です。これでは東郷が太平洋戦争開戦に最終的に同意したのも、理解できます。次回以降、その点を引用します。
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