幣原喜重郎は昭和3年9月、大阪日華経済界主催の懇談会に出席し、「内政不干渉といふことと権益の擁護といふことは必ず一致すべきことであり、又せしめる所に本当の外交の妙味がある」と述べています。1924年に勃発した第2次奉直戦争の際は、幣原の考えはぎりぎりの所で守られたといえますが、満州事変勃発の際は不可能でした。国際連盟を相手にして、関東軍の武力行使を擁護したのです。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます