東條英機の父東條英教も陸軍軍人で、陸軍大学校の一期生で首席でした。しかし、寺内正毅と対立、最終的には中将に進級した後に予備役編入となりました。
このような経緯が東條英機に破壊衝動を植えつけたのではないか、と個人的に思いました。
「英機がまだ東京陸軍地方幼年学校在学中のある日、陸相の寺内が講演に来たことがある。しかし、英機は話をろくに聞かず、「これが父親をいじめている張本人か」と睨み続けていたという(保阪正康『東條英機と天皇の時代』)。このような英機の性質は、彼の軍人人生を支える大きな柱の一つとなる。」
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