「宏池会の中興の祖である大平正芳元総理は、「田園都市構想」を提唱されました。田中角栄元総理が日本列島改造計画で「国主導」の「国土の均衡ある発展」を掲げたのに対し、大平元総理は「地方の時代」の到来を視野に、「地域の自主性と個性を活かしつつ、均衡のとれた多彩な国土を形成する」ことを主張されました。」41・42p
岸田氏は田園都市構想をさらに発展させたデジタル田園都市構想をお持ちとの事です。
しかし、「列島改造計画」も「田園都市構想」も似たもの同士であり、大平正芳が長生きしていても失敗していたように思うのです。
辻先生の著書で田中角栄について詳しく触れられていましたが、地方の発展は基本的に地方に任せておくべきであり、政府が介入し過ぎると膨大な予算とエネルギーを浪費して結局誰も得をしないのではないかと思うようになりました 。
岸田氏のデジタル田園都市構想も、新しい資本主義も上手くいかない気がしてなりません。
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