米内光政が日中戦争を激化された経緯が書かれていますが、興味深いのは中国に好意的な感情を抱いていなかった事、海軍全体が中国を軽視していた事です。
「アメリカ海軍を仮想敵として、日本海軍は対米戦勝利のために研究と戦力の拡大に努めていたが、アジア方面には全く興味を持ってはいなかった。在中武官には大正中期まで補佐官が置かれず、中国行きを望む海大卒生が日中戦争勃発後までいなかった事実が示しているように、海軍は中国に対してほとんど無関心だった。」130p
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