ドイツのレクラム文庫を範として、1927年（昭和2年）に多くの人々が古典的な学術作を手軽に手にとれるようにすることを目的に、岩波書店が創刊した日本初の文庫レーベル。1987年にすべての新刊にカバーをかけるまでは、色帯を付け、パラフィン紙のみで覆った状態で販売していた。また、1989年の消費税導入までは★印をもって価格を示していた。原則として絶版はなく、リクエストの多いものを定期的に復刊している。刊行された書籍数は、60年間で4,360冊、80年間で5,400冊、90年間で約6,000冊（岩波文庫編集部）である。　　https://www.iwanami.co.jp/