横光利一『頭ならびに腹』を読むトピックです。
各々の読みを共有し、互いの読みを深めましょう!
テキストは下記サイトよりご覧いただけます。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/2158_23275.html
ぜひお気軽にご参加ください。
ヨックムドさん、こうした状況は軽い一押しが決め手になります。むしろ人々は誰かに決めてもらいたい。自分で決められない典型的な日本人かと思います。マイペースを貫くのはやりにくい空気があります。
「これや、こつちの方が人気があるわい。」が殺し文句になって群衆が動くことになるのですが、意味がちょっと分からない。人気?列車を乗り換えることの方が人気がある、一般受けする、みんな喜ぶ?得する、なら分かりやすいのですが。
…この小僧と紳士が「頭ならびに腹」…? よく分からないものの、電車が故障してこうした状況に置かれたことはあるので、そこは分かった。実体験から言えば小僧で、待って正解でした。でも一人が、特に声を出して選んだ方に皆行ってしまう、人の性ですね。
横光利一といえば、昔、教科書で読んだ『蠅』が印象的でした。こちらの『頭ならびに腹』も、同じように着眼点がユニーク。インフルエンサーと群集を体のパーツを使って、実にユーモアたっぷりに表現。しかも一番得をしたのは、何もしなかった人物というオチ。実体験のような臨場感。先日も何かのエッセイで、途中駅で臨時停車して立ち往生する人々に向け、再三再四のアナウンスが繰り返され、あっちのホームへこっちのホームへと右往左往する様子が書かれていました。そういえば今、NHK100分de名著がル・ボンの『群集心理』ですね。
調べてみると有名な掌編なんですね。新感覚派の代表作とか。97年前のものなのでなかなか斬新さに気付けませんが。
山間の鉄道に起きた小事件なのに緊迫した表現で群衆を描く。その中で子僧と彼の小唄が超然としている。
小唄が山椒のようにピリリと効いてますね。
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