森鴎外『半日』を読むトピックです。
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参考:
この短編は森鴎外の私小説です。鴎外は母に逆らえず、妻に逆らえず、嫁姑で苦労したそうです。
質問(よかったらお答えください):
嫁姑問題ですが、どちらの言い分に共感しますか?妻?博士?
ヨックムドさん、そうですよね。女性の立場が非常に弱かった時代、それを鴎外は理解しないままだったのかもしれません。志げさんは、悪妻と世間で言われますが、それなら鴎外はいい夫だったのか?鴎外はドイツ留学時代の恋人Elise Marie Wiegertが常に心にいたと思われます。長女に恋人のミドルネームをつけ、次女に恋人の母あるいは祖母の名前を付けたくらい。その次女は、この『半日』と同じ年に生まれてます。ところで、この『半日』は鴎外の18年ぶりの小説です。嫁姑戦争は、休筆していた鴎外の創作意欲にも火を付けた?
嫁の立場も姑の立場も博士の立場も分かります。きちんと調べていませんが鴎外が47歳、妻しげが29歳のときの作品発表らしいです。夫も姑も未熟な若者のわがままと一蹴することはたやすいでしょう。妻からすれば金持ちの出自ですから、どうしてこんなに軽んじられなければならないのかと憤ったことでしょう。
鴎外の妻と母の確執(嫁姑問題)を書いた作品。鴎外の死後、この作品は全集に入れるなと妻が主張したという。結局、鴎外は母に頭が上がらない。留学先ドイツで見つけた恋人を日本に連れて帰ったが、母の反対には逆らえず追い返してしまう。やりどころのない気持ちは小説「舞姫」に結実。ところが、嫁姑問題は、夫としての責任を棚に上げ、嫁を悪者にする小説になってしまった。結婚7年目でこんな小説を書かれた妻の立場はない。鴎外は妻に気晴らしに小説を書くように勧め、何作かを執筆。これがまた赤裸々な小説らしい。いつか読んでみたい。
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