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「草燃える」は最高!「鎌倉殿の13人」は最低!と思う方はご一報ください!

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「草燃える」の前の「黄金の日日」は「太閤記」「国盗り物語」以来の戦国時代を扱いながら過去に登場したことのない呂宋助左衛と石川五右衛門を登場させ(信長や秀吉は多くの映画やドラマで描かれていますが呂宋助左衛門は「黄金の日日」の前には1963年に円谷英二が特技監督を務めた「大盗賊」で三船敏郎が演じたことがあっただけのようですね)かつそれを市川染五郎と根津甚八のこれまた大河初出演の「新鮮なキャスト」に演じさせる一方で信長と秀吉は助命嘆願殺到で本能寺の変を8月から10月まで延期させた高橋幸治と緒形拳の「太閤記」コンビに全く同じ役を再び演じさせる大胆斬新キャスティングにして遊んで「太閤記」では権力者側から描いた戦国をかたや国外追放に処せられかたや釜ゆでの刑に処せられる権力者にたてついた側から描いて楽しませてくれたのに「草燃える」は「天と地と」で上杉謙信を演じ「元禄太平記」では柳沢吉保を演じたのに続いて3度目の主演の石坂浩二!演じるのは「源義経」で芥川比呂志が演じ「新・平家物語」では高橋幸治が演じた大河ドラマ3度目の登場の源頼朝!だし頼家はすでに「新・平家物語」に出演して少年期の経盛を演じた郷ひろみで実朝はすでに「花神」に出演して吉田松陰を演じた篠田三郎ですから新鮮味がないな~と思っていたのですが・・・「源義経」でも「新・平家物語」でも描かなかった頼朝亡き後の鎌倉がどうなったのか?え~?こんなことになっていったの~~~!?というドロドログチャグチャの熾烈でえげつない権力抗争には「すっげ~~~~~!!!!!」と夢中にさせられたものでした。「真田丸」に呂宋助左衛門を登場させた三谷幸喜は当然「草燃える」も観たうえで同じ時代を扱うのでしょうから「草燃える」を超えるものを期待したのですが・・・キャストからしてどの役もネームバリューで「草燃える」のほうが上で見劣りするし・・・なにしろ「草燃える」のときは主役ではない義時がすでに「暴れん坊将軍」で主役だった松平健ですからね!・・・今回は主役に据えた義時の描き方にしたって情けないったらありゃしません!松平健の義時は最高でした!小栗旬の義時は最低です!父親を追放するときも松平健は「北条一族の中でも最たる悪党だ!わぬしは!」と父親を呆れさせる冷血非情ぶりだったのに小栗ときたら「あなたの最期をみとってはやれません」とメソメソメソメソ(>_<)実朝暗殺時も松平健は義村の裏をかいて式を抜け出してうろたえる義村をあざ笑っていたのに小栗ときたら生田斗真が役を奪っていなかったら殺されていた間抜けぶり!承久の乱でも松平健は岩下志麻の演説で士気があがったところで「謀反人は上皇なのだ~!」と圧倒的に強気だったのに小栗ときたら自分の首をさしだすつもりが姉と息子にかばわれてメソメソメソメソ(>_<)ラストも松平健が目をつぶした元親友が琵琶法師になって現れて「平家物語」を語って幕という「そ~しめくくるか~!」という鮮やかな伏線回収だったのに小栗ときたら妻に毒は盛られる姉に頼家暗殺の口は滑らすと失態だらけでそんなんでよく権力抗争を生き残れたな???と首を傾げざるをえない間抜けぶりです!昭和ではないのですから主人公は正当化して描かなくてはならないなんてことはないでしょうよ!冷酷非情に徹してこそ熾烈な権力抗争を勝ち抜いてトップに立てるのだな~と松平健は力強い説得力のある義時像を完成させてくれました。あとからやるのに松平健の完成された義時にはるかに見劣りする最後まで軟弱で隙だらけの義時像に劣化させてしまってひどい期待外れに終わってしまいました。口直しに角川ビキナーズクラシックで原作の「吾妻鏡」の名場面を原文で読んでみたい!と思うのです。



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