第12回 共楽Story Club
『マンゴー通り、ときどきさよなら』を読む
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、2019年、2月の読書会は……。
ここ数年のニュースで“移民”という言葉が本当によく聞かれるようになりました。トランプ氏の壁をつくる発言から、年末にバタバタと決まった日本の改正入管法まで、実に枚挙にいとまがありません。
今回は、その“移民”というキーワードから、移民の集まる街で暮らす少女の話を取り上げます。彼女の目を通して描かれる人々の日常に耳を傾けたいと思います。
<共楽Story Clubって何?>
主催のコニコです。共楽という言葉は、かつて日本に西洋の名画を集めた“共楽美術館”の実現を夢見た松方幸次郎(松方コレクションが今の国立西洋美術館の元)にちんで、共にすばらしい文学を楽しめたらという思いを込めて名付けました。
あえてStory Clubとしたのは、本をネタにして映画でも絵画でもいろいろなストーリーを語って欲しいから。読書好きの方も、本が読むのがちょっと苦手という方も、共に人が紡ぐストーリーを本を通して楽しく語りませんか?
<開催詳細>
日時: 2019年2月21日(木)19:00~20:45
場所:東京ウィメンズプラザ http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/
2階 第2会議室A
JR・東急東横線・京王井の頭線・東京メトロ副都心線 渋谷駅 宮益坂口から徒歩12分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅 B2出口から徒歩7分
参加費: 1000円 (当日現金払い)
<課題本>
「マンゴー通り、ときどきさよなら」(白水Uブックス)サンドラ・シスネロス
翻訳:くぼた のぞみ
【内容紹介】
移民が集まる街に引っ越してきたエスペランサ。自由と夢を追い求める街の人々の悲喜劇を少女の瑞々しい感性で描いた名作。1984年の作品。解説・温又柔。金原瑞人氏推薦!
米国の移民社会をリアルに描いた本書は世界各国で翻訳され、年代を超え、世界中で読み継がれている。
The House on Mango Street (1984)
Told in a series of vignettes stunning for their eloquence, The House on Mango Street is Sandra Cisneros's greatly admired novel of a young girl growing up in the Latino section of Chicago. Acclaimed by critics, beloved by children, their parents and grandparents, taught everywhere from inner-city grade schools to universities across the country, and translated all over the world, it has entered the canon of coming-of-age classics.
【著者紹介】
サンドラ・シスネロス Sandra Cisneros
1954年、アメリカ・シカゴ生まれ。父はメキシコからの移民第一世代、母は米国生まれのメキシコ系アメリカ人。シカゴのプエルトリコ人居住区で育つ。84年刊行の本書『マンゴー通り、ときどきさよなら』がベストセラーに。数々の賞を受賞し、全米の中学、高校、大学で必読書となる。92年、短篇小説集『サンアントニオの青い月』が全米芸術基金奨励賞を受賞。2015年にはオバマ大統領より全米芸術栄誉賞を授与された。米国の移民社会をリアルに描いた本書は世界各国で翻訳され、アメリカを代表する作家としての地位を築いている。
<参加方法>
①課題本を事前に読んできてください。
②読書メーターのイベントサイトからお申し込みください。
(読書メーター以外の方は、メールでお知らせください。koniko.1959@gmail.com)
*他の参加メンバーに商品等の販売・斡旋、読書会とは関係ないビジネスへの勧誘は行なわないでください。
<当日のスケジュール>
18時40分 受付開始
19時 読書会 自己紹介、グル―プ討議
20時45分 終了
これからの<共楽Story Club>予定
祝♡発足1周年
第13回2019/3/14(木)19:00~20:45
「献灯使」(講談社文庫)多和田葉子
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