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2023年10月の読書メーターまとめ

takataka
読んだ本
7
読んだページ
2111ページ
感想・レビュー
7
ナイス
52ナイス

2023年10月に読んだ本
7

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

takataka
★★★★☆壁に囲まれた街で心を持たない住人に投げ込まれた僕と、理由もわからず巻き込まれていく私の、静と動のふたつの物語が絡み合う。「世界の終り」は最新作の『街とその不確かな壁』にも通ずるものがあった。「ハードボイルド・ワンダーランド」の活劇は地下深く潜っていくモチーフで、初期の頃から変わっていないことがわかる。
が「ナイス!」と言っています。

2023年10月の感想・レビュー一覧
7

takataka
★★★★☆以前「シティ・オブ・グラス」を読んだが柴田元幸訳で再読。出だしだけしか覚えていなかった。他者と間違えられて探偵として行動を始めるが、探偵小説と思って読んでいると事件はいつまでたっても解決しない。作家としての自分と自身の作品の探偵と、間違えられた相手は探偵ではなく作家だった、というもうひとりの自分ともいえる人物が登場するが、自分自身が消失してしまう。なんとも不可解な話だ。
が「ナイス!」と言っています。
takataka
★★★★☆新聞社を退職後に40年ぶりにピアノを習う同時進行のエッセイ。自分も60歳を過ぎて楽器を(ピアノではないが)やり始めたので、その気持ち分かると思いながら読む。最後に「今、この場所を、この瞬間を楽しめば良いではないか!」の言葉に励まされる。
が「ナイス!」と言っています。
takataka
★★★★☆再読。次に何を読もうかと書棚をみていてたまたま目に入って読むことに。オウム真理教事件について書かれているが、それを飛び越えて宗教とはどういうものかを語っている。覚えていないのだが「はっきりしているのは、『日本人に一番必要なものは“宗教”ではなく、“自分の頭でものを考える”という習性である』ということだ。」という一文に赤線が引いてある。これっていまでもそうだよな、と思わざるを得ない。
が「ナイス!」と言っています。
takataka
★★★★☆吉田修一のエッセイは初めて。タイトルのとおりコロナが蔓延する前までに書かれたもの。そういえば何も気にすることなく出かけて、人と会っていたことを懐かしく思う。
が「ナイス!」と言っています。
takataka
★★★★☆議論や討論、発表へのツッコミに客観性、エビデンスという言葉が使われるが、その違和感を著者の専門と実践から考えていく。
が「ナイス!」と言っています。
takataka
★★★★☆「三体」の印象が強烈だったので、短編も宇宙SFものかと思っていたが、バラエティに富んでいた。「円」は評判通り面白い。他には「カオスの蝶」「詩雲」「栄光と夢」が気に入った。「円円のシャボン玉」のちょっと明るいテイストもなかなかだ。
が「ナイス!」と言っています。
takataka
★★★★☆壁に囲まれた街で心を持たない住人に投げ込まれた僕と、理由もわからず巻き込まれていく私の、静と動のふたつの物語が絡み合う。「世界の終り」は最新作の『街とその不確かな壁』にも通ずるものがあった。「ハードボイルド・ワンダーランド」の活劇は地下深く潜っていくモチーフで、初期の頃から変わっていないことがわかる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/06/01(4811日経過)
記録初日
2003/08/21(7652日経過)
読んだ本
1754冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
509440ページ(1日平均66ページ)
感想・レビュー
617件(投稿率35.2%)
本棚
5棚
性別
現住所
東京都
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