人気企業の最終選考グループディスカッションで内定を勝ち取るために繰り広げられる 6人の大学生の心理戦を描いたミステリー。 それぞれの学生への偏見を気持ちいいくらいに気持ち悪く植え付けられては裏切られる。 たまにのエンタメ読書で楽しめた。よく出来てるなぁと。

全国のジャズ喫茶へのアンケートを集計してまとめた200枚の名盤ディスクガイド。 ジャズ喫茶オーナーの本は、狭い世界で勘違いしてしまった上から目線オジサンの戯言みたいな本が多い印象があるけど、この本にはそれがない。 良いディスクガイド。

SNSで有名な筋肉系インフルエンサーの本。 何の話題からも結局、筋トレしろ！に繋がるネタみたいな本でありながらも、刷り込まれるように筋トレのモチベーションが上がるのが不思議。 さくっと読めちゃうモチベーションサプリメント的な感じだった。

日本の明治中期頃、ビートジェネレーションよりも何世代か前のアメリカで大陸を縦横無尽に移動していたホーボーの命がけの冒険記。 走る貨物列車に飛び乗り、ゲーム感覚で物乞いをして腹を満たし、乱暴な警察との追いかけっこして、時には放浪罪で刑務所にぶち込まれたりもする。 目的などない、生命力というエネルギーの発露が自然と彼らを動かしたのだろう。 年々世界は狭くなり、旅はイージーになる一方だけど、自分もこの世代に生きてたら、同じように貨物列車に飛び乗っていたのだろうかと空想する。 旅に出たい。

イランといえば、中露との距離感や核開発などにより、かつてブッシュ元大統領には悪の枢軸とレッテルを貼られた国でもある。 タイトルに「地下世界」と入っているのでアングラな話と誤解してしまうかもしれないが、実際のところは「日本人の知らない等身大のイラン」といった内容。 イスラム革命後のハメネイ独裁体制への反感や、イスラム教離れ、王政時代への懐古、ペルシャ人としてのアイデンティティとアラブ人に対する複雑な感情、日常生活や倫理観などイラン人の特質や文化をわかりやすく紹介している。

人気企業の最終選考グループディスカッションで内定を勝ち取るために繰り広げられる 6人の大学生の心理戦を描いたミステリー。 それぞれの学生への偏見を気持ちいいくらいに気持ち悪く植え付けられては裏切られる。 たまにのエンタメ読書で楽しめた。よく出来てるなぁと。

日本有数の歓楽街、歌舞伎町の発展には多くの台湾人達が関わっていた 戦時中、内地である日本に留学していた多くの台湾人達は日本の敗戦後、占領軍でも、敗戦国日本の国民でもない三国人として日本に残る 彼らは戦後の混乱期にヤミ市で財をなし、撤去される頃に、まだ未開の地であった新天地歌舞伎町に進出し、名曲喫茶や歌謡喫茶、劇場やキャバレーなどを経営して今の歌舞伎町の基礎を作り上げた 彼らの歌舞伎町への想いと、暴力や風俗の街となる前の人情と活気のあった歌舞伎町像が浮かびあがる 日本の台湾人達の歴史を補完する一冊