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2024年1月の読書メーターまとめ

Kazuko Ohta
読んだ本
10
読んだページ
2874ページ
感想・レビュー
10
ナイス
723ナイス

2024年1月に読んだ本
10

2024年1月のお気に入られ登録
4

  • paty
  • たぐ
  • HaruNuevo
  • オレオ

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kazuko Ohta
はたして瀬尾さんは朝ドラ『ブギウギ』のヒットを見越して本作をお書きになっていたのか。主人公の宮路は全くもってアカン奴。29歳無職で資産家の親のスネを齧り、「仕事がカネのためならば、俺は働く必要がない」などとのたまう。老人ホームで働く渡部のサックスに魅了されたのはいいとして、自分だけの都合で渡部を振り回そうとします。だけどまるで振り回されない渡部が凄くイイ。宮路のことが好きになれずに読むのをやめたくなるところ、瀬尾さんだもの、最後はちょっといい奴になって泣かされることが目に見えている。私の心も揺さぶられる。
ぜんこう
2024/06/17 17:42

ほんま頭の中で久しぶりに「東京ブギウギ」がヘビーローテーションしてました…あ、ナイスありがとうございました🙂

Kazuko Ohta
2024/06/17 23:51

ぜんこうさん、ありがとうございます😊

が「ナイス!」と言っています。

2024年1月の感想・レビュー一覧
10

Kazuko Ohta
少なくとも私のまわりには映画『ヘドローバ』を観た人は私を除いていません。怪しげな新興宗教の信者に住まわせているアパートで自殺者が出るとそれを片付けるまさに特殊清掃人が描かれていました。誰にも薦めたくないほど不愉快極まりない作品で(すみません)、本作を読む前はあんな世界を想像していました。でもこの著者は亡くなった人に敬意を払っているのがわかります。凄絶な最期を迎えたであろう人の尊厳を守る。昨年観た香港映画『星くずの片隅で』の1シーンを思い出しました。人はいつ死ぬかわからない。「ありがとう」の気持ちを大切に。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
ネタバレルッキズムという言葉を頻繁に見かけるようになりました。私ももっと可愛く生まれたかったな〜とは思うけど、そんなのどうでもよい歳にもなりました(笑)。もしも自分がこんな力を使えるなら、身近にいる美人がブスになりますようにと祈るでしょうか。それとも、自分が美人になりますようにと祈るでしょうか。きっと後者だけど、それは叶わないというルールだなんて。終盤までいったい誰が犯人かわからず、引っ張られます。わかってみると、そんなもんかという思い。途中まで凄く面白かったけど、最後はちょっと無理くりの感が否めません。(^^;
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Kazuko Ohta
34人が1話4頁ずつ。ものすごくとっつきやすい。お目当ての作家もいれば、お初の作家に会えるのもこの手の本の良いところ。しかし、おそらくこのシリーズはいずれもそうだったかと記憶していますが、痛快爽快などんでん返しはほぼなくて、嫌ミス的などんでん返しばかりゆえ、少々どんよりします。想像したくないオチのものもあったりするけれど、軽いおかげで後を引くことはありません。タイトルひとつ取ってもセンスが感じられて、センスのない私は脱帽です。今年こそいっぱい本を読みたいから、月末あと読了冊数を稼ぎたいときにピッタリか。
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Kazuko Ohta
ネタバレ怖がりのくせして好奇心に負けて読んでしまうホラー小説。三津田信三作品は特にお気に入りです。これまで読んだ中で私がいちばんビビった三津田作品は、『ついてくるもの』に収録されている「八幡藪知らず」でした。母親が再婚し、継父の海外赴任でひとり日本に残されることになった少年が預けられたのは、神隠しが噂される森近くの屋敷。「森」と聞いて八幡の藪を思い出し、背筋がぞわっとしたものの、追いかけられる怖さはあっちのほうが上。単なるホラーではなくて、幽霊も出るけどミステリー。最後の一文でものすごい嫌ミスになりました(泣)。
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Kazuko Ohta
文庫化された直後に読んでいるはずなのですが、当時は読メなし。先週映画版を観て申し訳なくも私は興ざめしてしまったため、原作は果たしてどんなだっただろうと再読(たぶん)することにしました。少なくとも私の思う東野圭吾ではないような。30年前ってこんな感じでしたっけ。登場人物の口調なども含めて好きになれる人は見当たらず、「私のせいよ」「いいえ私よ」みたいな応酬に「茶番だ!」と言いたくなりました。重岡くんをキャスティングしたのは面白いけど、原作とはかけ離れる。あの頃は、東野圭吾も若かった。そうさ私も若かった(笑)。
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Kazuko Ohta
帯の「一気読み必至」はホント。同著者の作品の中ではあまり好きだと思えなかったにもかかわらず、どうなるのかが読めなくて途中で止まれませんでした。自分の夫を殺したとおぼしき男に復讐するために、顔を変えてまで近づいて結婚する。でも相手の男はどうやらそれに気づいているらしい。怖っ。しかしその後は意外な展開。意外すぎてしばし目が点になりました。「ほおっ」というよりは「そんなん、あり!?」の気持ちのほうが本作に関しては強い。いつもの、かなりどんよりさせられる嫌ミスのほうが好きかもしれません。って、性格が悪いか(笑)。
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Kazuko Ohta
大阪人なら、行ったことはなくとも名前は知っている京橋グランシャトー。「グランシャトー」やなくて「グランドシャトー」やったん!?と驚きましたが、実存するのは前者ですよね。どこまでがホンマなんですか。この著者のことだから、きっとモデルがいらっしゃいましょう。いわゆるお勉強はでけんでも、人生の機微を知る人たちがここにおる。ルーと共に何十年という時を私も過ごしたような気分になりました。すべての光景を思い浮かべることができるからこそ浸れる小説だという気もして、大阪人以外の人が読んでも面白いのかどうかは聞いてみたい。
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Kazuko Ohta
インスタをやっていると、ちょっとネオンが綺麗なぐらいの画像に「これはどこで撮ったのですか」とコメントが付く。それだけではまだ怪しい人かどうかわからないから、どこそこで撮りましたと返信すると、途端に怪しい人まるだしに。あなたは写真を撮るのが上手、いろいろ教えてほしい、フォローし合いましょう。アホか、誰が乗るか。と思っていたけれど、乗ってしまう人がこんなにもいるのですね。そういうことかとは思わない。DV親父に金を借りてまで何百万と払うのはやっぱり不思議。ナイジェリアの若者の8割は詐欺で稼ぐって、目が点になる。
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Kazuko Ohta
阪急六甲駅前の書店で平積みされているのが目に入り、即座に手に取りました。怖いか怖くないかと聞かれたら、ホラーにあまり耐性のない私でも怖くない。どちらかといえば怪談としてよりもガイドブック的に読むほうが良いかと。何しろいちばん怖かったのは、登場人物の姓は鈴木さんのはずだったのにいつのまにか佐藤さんになってまた戻ること。入り乱れる鈴木さんと佐藤さんに、私の頭がおかしくなったのかと思って、その章だけは三度見ぐらいしました(笑)。三宮のセンター街を落武者が歩いているのを想像すると笑ってしまう。笑ったら祟られる!?
バイクやろうpart2
2024/03/11 17:24

しっかりおいで下さい(笑)

Kazuko Ohta
2024/03/12 07:30

はーい!(^O^)

が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
はたして瀬尾さんは朝ドラ『ブギウギ』のヒットを見越して本作をお書きになっていたのか。主人公の宮路は全くもってアカン奴。29歳無職で資産家の親のスネを齧り、「仕事がカネのためならば、俺は働く必要がない」などとのたまう。老人ホームで働く渡部のサックスに魅了されたのはいいとして、自分だけの都合で渡部を振り回そうとします。だけどまるで振り回されない渡部が凄くイイ。宮路のことが好きになれずに読むのをやめたくなるところ、瀬尾さんだもの、最後はちょっといい奴になって泣かされることが目に見えている。私の心も揺さぶられる。
ぜんこう
2024/06/17 17:42

ほんま頭の中で久しぶりに「東京ブギウギ」がヘビーローテーションしてました…あ、ナイスありがとうございました🙂

Kazuko Ohta
2024/06/17 23:51

ぜんこうさん、ありがとうございます😊

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/21(2679日経過)
記録初日
2017/05/06(2664日経過)
読んだ本
1261冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
402761ページ(1日平均151ページ)
感想・レビュー
1249件(投稿率99.0%)
本棚
11棚
性別
血液型
B型
現住所
大阪府
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128
自己紹介

映画と本が大好きです。映画は劇場で300本、DVDで50本、年間計350本。本は年間150冊前後といったところ。何でも観て何でも読みます。

何でも読みますが、基本的には小説が好きです。特にお気に入りの作家は(敬称略)、森見登美彦、荻原浩、奥田英朗、重松清、伊坂幸太郎、浅田次郎、東野圭吾、池井戸潤、吉田修一、米澤穂信、小川洋子、角田光代、桜木紫乃、遠田潤子、乃南アサ、西加奈子、宮下奈都、瀬尾まいこ、大崎梢。京極夏彦の“百鬼夜行”シリーズと“巷説百物語”シリーズ、金城一紀の“ゾンビーズ”シリーズも大好き。好きとは言いがたいのに必ず読んでしまう作家は、道尾秀介、湊かなえ、辻村深月。ずっと時代小説が苦手でしたが、『みをつくし料理帖』に感激。高田郁、葉室麟、朝井まかての時代小説、そして田中啓文の“お奉行様”シリーズであれば読みます。2015年来のマイブームの作家は、高野秀行、山本幸久、三羽省吾。2020年現在、内藤了と中山七里にもハマっています。

職場に出入りしている本屋さんならば支払いが年2回なのをいいことに、気になる本をどんどん注文していたら、いつのまにか積読本が300冊超え。支払い時はいつも唖然呆然。

泣きのハードルは低いですが、主人公の「がんばってるアピール」が強いのと、「(あの若い子、ワタシのこと好きなんだわ、みたいな)ジジババの妄想系」は苦手です。笑いのハードルは大阪人ゆえそれなりに。

最初に利用した読書管理ツール“ソーシャル・ライブラリー”の外部連携サービスが煩雑化したため、2015年9月、やむをえず“ブクレコ”に移行。今度は“ブクレコ”のサービス終了で、2017年5月、レビューのあるものだけはぶらさげて“読書メーター”に引っ越してきました。

ほぼ映画のブログ“夜な夜なシネマ”、やってます。
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128

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