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2025年7月の読書メーターまとめ

Kazuko Ohta
読んだ本
5
読んだページ
1464ページ
感想・レビュー
5
ナイス
528ナイス
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2025年7月に読んだ本
5

2025年7月のお気に入られ登録
1

  • くま

2025年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kazuko Ohta
趣の異なる短編3つ。どれがいちばん瀬尾さんらしいかと考えたら、10頁に満たない3つめかも。2つめは皆が腹黒だと名指しする大学生男子に取材を申し込んだ女子大生作家が主人公でちょっと異色。1つめは夏の病院に入院中の少年2人の交流。こうして書くとありがちな感動話に聞こえそうだけど、長期入院中の僕と、低身長で検査入院する彼との数日間のやりとりは時に笑いを誘います。最期の入院中だった私の母に「またね」と言うと「“またね”あるかな」と言っていたのを思い出して、結局いつものように瀬尾さんに泣かされてしまうのですけれど。
が「ナイス!」と言っています。

2025年7月の感想・レビュー一覧
5

Kazuko Ohta
ネタバレもともと愛想のない人が好きだからか(笑)、不破検事のことは最初から大好きですが、惣領事務官のことは未だに好きになれません。けれどふと気づく。彼女がこんな調子で不破に向けて放つ言葉こそ、私たち一般人が尋ねたいことなのだろうと。あまりに青臭く正義をふりかざした質問で、聴けば怒られそうだと思うことを彼女は普通に口にする。そのおかげでわかりやすい話になっているのだと思います。冒頭の殺人現場の描写は生々しくて絶句。子どもまでそんな目に遭わせますか、七里センセ。それだけに、最後は余計に不破の様子が心に染み入りました。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
近頃バンパイアがハヤリなのでしょうか。直近に観た映画だけでも、言わずと知れた『ババンババンバンバンパイア』に、ノーマークだったけど楽器を演奏するバンパイアが登場してかなり面白かった『罪人たち』など。本作のバンパイアはもちろん人間だけど、上記映画のそれよりもずっと怖い。赤バッジなんて言葉が出てきたものだから、同著者の別シリーズ=ミカヅチ班と登場人物がかぶっているのかと一瞬錯覚を起こしました(笑)。あっちの班同様に、こっちも本当に良い班になっています。今はこっちの班に肩入れして目が離せなくなっている私です。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
趣の異なる短編3つ。どれがいちばん瀬尾さんらしいかと考えたら、10頁に満たない3つめかも。2つめは皆が腹黒だと名指しする大学生男子に取材を申し込んだ女子大生作家が主人公でちょっと異色。1つめは夏の病院に入院中の少年2人の交流。こうして書くとありがちな感動話に聞こえそうだけど、長期入院中の僕と、低身長で検査入院する彼との数日間のやりとりは時に笑いを誘います。最期の入院中だった私の母に「またね」と言うと「“またね”あるかな」と言っていたのを思い出して、結局いつものように瀬尾さんに泣かされてしまうのですけれど。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
このタイトルにこのジャケットだから軽くスイスイ読めるだろうと思っていました。それでも、グレーゾーンという語から発達障害を持つ医師を勝手にイメージしていたので、センシティブな話ではあるのかなと。そうしたら、そっちのグレーゾーンではなくて、医師が患者に提示する治療方法というのか解決方法がグレーゾーンそのものでした。毒親の介護に絶望したり、不祥事を起こした家族のせいで体を壊したり、「死ぬ」あるいは「殺す」ことしか考えられなくなっている人への処方箋。本橋先生は素晴らしいけど、コーラは飲み過ぎじゃないですか(笑)。
が「ナイス!」と言っています。
Kazuko Ohta
ネタバレ【再読ではなく、映画版を観たので書き込み】覚悟を決めるために読んでから映画鑑賞に臨んだのに、「氷室律子の供述」のシーンでは帰りたくなりました。最後まで観れば「薮下誠一の供述」が認められるとわかっているからなんとか耐えられる。原作を読んだとき、教師に個人的な恨みがあったとは思えないと書きましたが、映画版では恨むに至った理由がわずかながら提示されています。親に叱られた子どもが苦し紛れについた嘘。このように嘘が発端ならばまだ動機として考えられなくもないけれど、実際のところは動機すらわからないから余計に恐ろしい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/04/21(3154日経過)
記録初日
2017/05/06(3139日経過)
読んだ本
1359冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
432254ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
1347件(投稿率99.1%)
本棚
12棚
性別
血液型
B型
現住所
大阪府
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/minoes3128
自己紹介

映画と本が大好きです。映画は劇場で300本、DVDで50本、年間計350本。本は年間150冊前後といったところ。何でも観て何でも読みます。

何でも読みますが、基本的には小説が好きです。特にお気に入りの作家は(敬称略)、森見登美彦、荻原浩、奥田英朗、重松清、伊坂幸太郎、浅田次郎、東野圭吾、池井戸潤、吉田修一、米澤穂信、小川洋子、角田光代、桜木紫乃、遠田潤子、乃南アサ、西加奈子、宮下奈都、瀬尾まいこ、大崎梢。京極夏彦の“百鬼夜行”シリーズと“巷説百物語”シリーズ、金城一紀の“ゾンビーズ”シリーズも大好き。好きとは言いがたいのに必ず読んでしまう作家は、道尾秀介、湊かなえ、辻村深月。ずっと時代小説が苦手でしたが、『みをつくし料理帖』に感激。高田郁、葉室麟、朝井まかての時代小説、そして田中啓文の“お奉行様”シリーズであれば読みます。2015年来のマイブームの作家は、高野秀行、山本幸久、三羽省吾。2020年現在、内藤了と中山七里にもハマっています。

職場に出入りしている本屋さんならば支払いが年2回なのをいいことに、気になる本をどんどん注文していたら、いつのまにか積読本が300冊超え。支払い時はいつも唖然呆然。

泣きのハードルは低いですが、主人公の「がんばってるアピール」が強いのと、「(あの若い子、ワタシのこと好きなんだわ、みたいな)ジジババの妄想系」は苦手です。笑いのハードルは大阪人ゆえそれなりに。

最初に利用した読書管理ツール“ソーシャル・ライブラリー”の外部連携サービスが煩雑化したため、2015年9月、やむをえず“ブクレコ”に移行。今度は“ブクレコ”のサービス終了で、2017年5月、レビューのあるものだけはぶらさげて“読書メーター”に引っ越してきました。

ほぼ映画のブログ“夜な夜なシネマ”、やってます。
https://yonayonacinema.xyz/

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