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2024年2月の読書メーターまとめ

マルチーズ署長
読んだ本
15
読んだページ
3969ページ
感想・レビュー
15
ナイス
145ナイス

2024年2月に読んだ本
15

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

マルチーズ署長
職場のざわつく人間関係の話。芦川…美人で弱くて仕事を頑張りすぎると体調を崩すので皆に配慮されていて、そのお礼にお菓子を手作りして職場で配る女。二谷…そんな芦川にイラつきを覚えながらも付き合っている男。押尾…芦川の仕事を振られるなど割りを食う仕事のできる女で芦川のことが嫌い。うーん、芦川、お菓子を作る元気があるなら仕事しろ。弱者の権利が声高に主張される世の中で、芦川が守られ芦川を否定するものは悪者になる、こんな職場は嫌だな。もし芦川が不美人だったらこうはならないのでは?という気もした。
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
15

マルチーズ署長
養蜂家の子供のヒコとヒメ。花の咲く時期に合わせて全国各地引っ越すふたりは、転校先の北海道で出会い友達になった。ヒコはコロボックルのハリーとも友達になり、ヒメと共にテレビクルーからコロボックルを守ろうとする。昔読んだ「だれも知らない小さな国」が作中に何度も出てきて、もう一度読みたくなった。コロボックルに会ってみたいな。「子供の頃に本を読んで植え付けられた優しさの種は、いつか芽吹いて、その人の人生を助けてくれる」素敵な言葉だと思った。
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マルチーズ署長
久しぶりの京極夏彦。百鬼夜行シリーズを読んでいなくても大丈夫だった。雑誌記者の中禅寺敦子と女子高生の呉美由紀が連続通り魔「昭和の辻斬り事件」の解明に乗り出す。被害者の家の「女が斬り殺される」という言い伝えや鬼の刀の因縁も恐いが、人間の妄念が一番恐ろしいのでしょう。終盤、美由紀の一喝がその通りすぎてスカッとする。
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マルチーズ署長
我輩は猫である、の80年代バージョン。作家夫婦の家の猫(その名もネコ)が人間達を語る。駄猫も駄猫…と評されているネコの視点で描かれる人間こそが愚かな愛すべき存在に思えてくる。個人的にはとりとめのない印象だったのでもう少し短くまとめても良かったのかも。
マルチーズ署長
この短編集でなければ、読む機会がなかっただろうと思われる作品ばかりだった。川上弘美「運命の恋人」木のうろに住み着いた恋人。現実とファンタジーの境界、幻想的な話。飯田茂実「一文物語集」短い一文から様々な場面やその先の物語を想像させられる。深沢七郎「絢爛の椅子」短絡的な動機とも言えない動機で起こる殺人と犯人の思考に普遍的なものを感じた。「悪魔」先生、好き好き…と言ったその生徒の不気味さにすべて持っていかれた。
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マルチーズ署長
明るくお話をつくるのが大好きな14歳のモリーと弟のキップは、巨木が根を張り巡らし地元でも避けられている不気味な屋敷に奉公にやってきた。青白い顔の主人一家、夜中に屋敷を歩く不気味な「夜の庭師」、巨木の与える秘密の果実。命の危険が迫る中、仲良しの兄弟が巨木と夜の庭師に立ち向かう。キップが松葉杖を「勇気」と呼んで大切にしているのが好きだった。誘惑に負けるのは簡単だけど踏みとどまったりそこから抜け出すのはすごく勇気のいることだ。ディズニー映画化されるのが楽しみだな。
マルチーズ署長
食べ物がでてくる、謎解きアンソロジー。「苺のスープ」は既読、カフェ店主が男の嘘を見抜く。「雲の上の人」姉はお蕎麦屋、妹はCA姉妹の意外な事実。「はちみつはささやく」お料理教室の日常系謎解き。菜の花食堂シリーズらしいので読んでみたい。「バスを待つ男」定年した元刑事とミステリ好きの妻の謎解き。なんだかいい話で好き。「ミステリなふたり」おもしろいんだけど巨乳の肉食系姉さん女房女刑事って…ちょっと引く。「京都の加茂ナス」レストランにて女の腹の探りあい。全体通して楽しく読みました。
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マルチーズ署長
オールカラーのコミック&イラスト集。自宅が好きな5人の女性のお家と暮らしのひとこま。居心地が良さそうで隠れ家みたいな彼女達のお家と暮らしに癒される。私はナナコさんちみたいなちょっとだけ非日常な空間に憧れるなあ。
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マルチーズ署長
目立たず友達もいなかった光輝が過ごした小学五年生の夏は、きらきら輝いていた。人生のターニングポイントだったと思える、空き地での野球に参加した日。友達になった押野と過ごした夏休み。母と離れておじいさんの家で暮らす日々。飼育委員。グッピー。おにぎり。ぬか漬け。ラジオ体操。プール。一人で時間を持て余す夏休みが一変した年。大きな事件は起こらないけれど、生きる糧になる誰かの大切な思い出を見せてもらったような気分。光輝に押野がいて、おじいさんがいて、担任の先生と空き地の仲間がいて本当に良かった。
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マルチーズ署長
毎日小さな幸せを探したい、と思える本だ。うたた寝中に亡き母がかけてくれた毛布。幼い頃に亡き父と、今は息子と歩く夕飯のお買い物。いつも部屋を訪れた近所のボス猫。赤ちゃんの頃の息子の小さなふくらはぎ。子犬にクッキーをゆずるゴールデンレトリバー。“「目の前のやること」にうんざりするときもあるが、たいていのときはそれに救われている ”まさしくその通りだと思う。幸せは何気なく、すぐそこにあるんだと今気がついて良かった。
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マルチーズ署長
古びた団地で出会った小学2年生の結珠と果遠。「光のとこにいてね」の言葉を最後に別れ、高校で再会、また離れて大人になり運命的な二度目の再会。住む世界の違う二人が心に共有していたのは印象的な思い出と母親への複雑な思い。友情でも愛情でもない言葉にできない繋がりでお互いをお守りみたいに想う。読んでいてとても引き込まれた。結珠の夫、果遠の夫、果遠の娘の瀬々にも、皆に幸せでいてほしいから、このラストの先にも光があることを願う。
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マルチーズ署長
ヒソップ亭に新しいアルバイトの安曇がやってきた。これで大将の章も少しは楽になるかと思った矢先、安曇がメインで働く飲食店が閉店。安曇の力になりたいとはいえヒソップ亭も厳しい状況の中、老舗料亭の宅配弁当事業を引き継ぐことになり希望の光が差す。料理は美味しそうなのだけれど、店経営のすったもんだがメインのストーリーに感じ、あまり感情を揺さぶられなかった。
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マルチーズ署長
漂着物の研究…という感じの本。シーグラスを集めよう!みたいなもっと軽い感じを想像していたら違った。海には生き物や香木など様々な物が流れ着く。歴史的背景とか昔話にも話が及びなかなか興味深かった。
が「ナイス!」と言っています。
マルチーズ署長
職場のざわつく人間関係の話。芦川…美人で弱くて仕事を頑張りすぎると体調を崩すので皆に配慮されていて、そのお礼にお菓子を手作りして職場で配る女。二谷…そんな芦川にイラつきを覚えながらも付き合っている男。押尾…芦川の仕事を振られるなど割りを食う仕事のできる女で芦川のことが嫌い。うーん、芦川、お菓子を作る元気があるなら仕事しろ。弱者の権利が声高に主張される世の中で、芦川が守られ芦川を否定するものは悪者になる、こんな職場は嫌だな。もし芦川が不美人だったらこうはならないのでは?という気もした。
が「ナイス!」と言っています。
マルチーズ署長
これは素敵。おしゃれ心を刺激する、縫ってみたい、着てみたいワンピースがたくさん。表紙にもなっているレモン柄のワンピースはとてもドラマチック。いざソーイングをはじめる時はこの本を購入しようと思います。
が「ナイス!」と言っています。
マルチーズ署長
温泉旅館内の食事処、ヒソップ亭。大将の章と、ちょっと口は悪いが明るい店員桃子が厳選素材の料理と名酒でお客様をおもてなし。女性客にとって旅先の上げ膳据え膳は大きなポイントであると言う部分には激しく同意。温泉旅行行きたいなぁ。こんな風に美味しいお料理にお酒はこれ!ってお勧めしてくれるのもいいな…。だけど経営的に大丈夫か?と心配になったところで新しい助っ人が登場し、ヒソップ亭の未来は明るいみたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/15(1984日経過)
記録初日
2019/01/15(1984日経過)
読んだ本
845冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
206361ページ(1日平均104ページ)
感想・レビュー
842件(投稿率99.6%)
本棚
0棚
性別
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