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キェルケゴールの日記 哲学と信仰のあいだ

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lily
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丁寧な解説も手伝ってキェルケゴールの名著よりも本書の方が内面に寄り添えた感覚がある。幼少期からの父からの徹底した宗教教育と天才的詩人であったが故にマグマのように渦巻く苦悩から逃れることをますます困難にした。結婚をするか否か、転職をするか否か、生きづらさを感じてる人にも、是非。
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Riopapa
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キェルケゴールの著作を読んで,かなり難解に感じていたが,日記を読むことで幾分理解ができたような気がする。もう一度,著作の方にチャレンジしてみようと思う。
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amanon
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内容の理解はともかくとして、一読してこれは手元に置いて繰り返し読むべき本だという印象を受けた。牧師になれるだけの素養と信仰心がありながら、あえてその可能性に背を向けながら、なおかつ信仰について極限まで思考し、時にデンマーク国教会に盾突くような発言まで行ったその姿勢。そして、あの有名なレギーネとの婚約とその破談のエピソードを巡る、一筋縄ではいかない捻りを含んだ記述。しかも、それらの日記が、後に出版されるということを前提にして書かれたというのだから、更に驚き。真実とは?虚偽とは?という問いを読者に投げかける。
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テツ
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自身の信仰について、そして真の信仰の在り方と救済について血反吐を吐きのたうちまわる思いをして思考を続けたキルケゴールの姿を知らなければ『死に至る病』に代表される書物に記された彼の思想の深みに達する事は決して出来ない。自分自身の哲学は自分自身でしか構築することは出来ないのだけれど、過去の哲学者たちが自身の抱えたどんな命題のために発狂寸前(実際に発狂した方もたくさんいるが)まで思考を重ねたのかについて知ることは自らの思考を築くために大切なのかもしれない。哲学には血が通っているということを改めて認識した。
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抹茶ケーキ
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キリスト教を中心にすえてキェルケゴールの人生を日記から再構成。キェルケゴールは宗教を中心に据えるより、絶望とか不安とかから見た方が現代にとっては有効なんじゃないかと思った。現代日本では宗教を信じることに悩む人よりも自分の実存に悩む人の方が多いだろうし。
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