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ひゃくはち

感想・レビュー
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ちび太
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アルプス席の母で感動したので読んだ。私は弱小校で高校野球をしていたが、高校野球児が特別視されることには違和感だった。普通の高校生でしょと思っていた。物語の最後、高校野球の「基準」に抗う主人公に共感。野球だけに関わらず、小さな世界の基準が、人間としての選択よりも優先されることがある。主人公のような選択ができる人間でありたい。
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Koichan
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主人公は甲子園を目指す強豪校で補欠を目指す選手。全国屈指の激戦区の神奈川県が舞台。名門野球部にいる時点でヘタクソではない。でもレギュラークラスの選手には努力で追いつけないことも分かる。上のレベルに達するほど実力と伸び代を突きつけられる。そうした機微を絶妙に描いている。野球推薦ではなく一般入試組の雅人とノブはお互いを支え合って成長して、活躍できる場所を切り開いていく。最後にノブに試練が訪れる。雅人は父親からの手紙の言葉を実践する。これぞ、カタルシス!ただ、名門校なのにタバコや女性関係がだらしなくて...。
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黒木文庫
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感涙。読書する中で久し振りに胸にくるものがあった。古き良き?時代の部活と青春。競技は違えど自分も部活を真剣にやっていたからこそその葛藤を少しは分かるつもり。実際に雅人のような行動はできないかもしれないけれど、こうありたいとは今でも思う。
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かな
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ネタバレ高校最後の夏の甲子園が迫っている中、彼女を妊娠させてしまったノブ。そして雅人は父から貰った手紙を読んでメンバーにノブの子どもを産ませた上でノブを残すという方法を提案する。しかし断られて自分も野球部を辞める。要所要所で出てくる父親が凄いいい人だった。
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mike
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15年ぶりに再読して思う。野球部補欠のおちゃらけた話という印象だったが、これってこんなにホロリとする話だったのか…野球の強豪校に一般入試から入部した雅人が主人公。甲子園の土を必ず踏んでやると願う彼の野球部での話と現在の彼女との話が交互に展開していく。「アルプス席の母」の様な感動モノとは毛色が違うものの、早見さんのデビュー作で、桐蔭高校野球部時代の苦い経験が原点となっているのは間違いない。煩悩の数でもあり野球の球の縫い目の数でもある「ひゃくはち」。やっぱりこの話は面白いと思うし、私は好きだな。
CABIN

再読ですか。15年も経てば立場や環境も変わり、感じ方も違ってきますね😁

11/18 07:24
mike

CABINさん、これは以前映画と合わせて読んだせいか何となくコメディ的な話と思い込んでいました。いやぁ再読って面白いです。

11/18 09:03
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とび
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アルプス席の母がおもしろかったのでこちらも読んでみた。野球部内情が描かれているのが興味深く楽しい。しかし部員たちが合コンに明け暮れる描写がいかにも軽く、女性の描き方も稚拙なので、どうもストーリーに入りきれなかった。
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じゅんじゅん
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『アルプス席の母』がよかったので、著者のデビュー作へ遡ってみた。古き良き?時代の野球部。昭和の青春。ほぼ著者の世代で、中学・高校と体育会系部活動に打ち込んでいたので、共感できる部分も多かった。飲酒・喫煙・合コン。あの頃は、冗談抜きで、高校の体育祭の打ち上げで、フツーに居酒屋でドンチャカやってたもんなぁ。今じゃ考えられないけど、店員だって、高校生の団体なんてこと、当たり前に分かってアルコール提供してたし。それはそうと、野球の硬式ボールの縫い目の数は108個。 煩悩の数、除夜の鐘の数と同じとは、初耳学だった。
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Aki
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青春の思い出
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︎💓ひかる💓
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何やかんやとありふと付けたTVのザッピングの中から見つけたのは高校野球。やはり、私には野球は苦手です。
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いちと
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ネタバレかつて上映された実写映画をひとり観に行き(基本いつもひとりだが)号泣した作品の原作が早見先生作と知り拝読。 紙の本が入手できず図書館にて。 名門野球部に一般入試で入ったふたりの高校球児の日常と葛藤。 あの映画で号泣したのは、ベンチに入れなかったノブと長男の姿が重なってしまったからだと思う。 高1秋の大会で背番号をもらったものの監督が交替した2年以降は一度もベンチに入れずに終わった、あの暑くて苦しい日々を、この作品に重ねてしまう。 ことしもまた、甲子園の夏がやってくるなぁ。
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白玉堂餡子
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ネタバレ※転勤の辞令をきっかけに恋人佐和子と微妙な距離感の雅人、実は佐和子とは高校時代に出会っているというが思い出せない。8年前、甲子園常連校へ一般入試で入学した雅人、野球部に入り厳しい練習とチームメイト達との寮生活、休みの日には飲み会で遊ぶ。レギュラーにはなれないが、伝令などベンチで仲間を鼓舞する。厳しい監督T、凡人仲間ノブが春の選抜目前で起こした事件からの雅人がとった行動。8年後の今、当時を思い出しつつ、佐和子と県大会決勝戦の観戦へ。野球ボールの縫い目は108つ。108個の願いと108個の苦しみ。
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マーシュランド
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この作品は高校野球を経験している人でないと書けないと思って読み進めたが、やはり早見さんは経験者でした▼ひゃくはち、というタイトルでこんな話になるとは思っていなかったのですが、素晴らしい作品でした▼まだまだ、早見作品を読み進めます▼24028
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とことこ
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野球がテーマの新作が出ると聞いて、それを読む前に読まなくちゃ!!と手に取りました。私自身も、期待されたことなかったけど、部活がすべてだったなぁ。当時が懐かしく思い出されました。
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ヒポポンタス
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感想その2 読み終えた。思ってたのと違う方向だったけど、ノブ案件ではホントにどうすんだろう……と試合とは違う緊張に包まれた。そして泣いた。部員一人一人の思いを考えると、誰も間違ってないよと(ノブのしたことは…だが)。映画で見たい!と思ったらもうなってた。命懸けで野球かけてきた青春。そこでであった仲間との友情は、本当に素敵だし、うらやましいし、かけがえのないものだ。これは間違いない。次は著者の新作、アルプス席の母を。また泣くだろうな。
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ヒポポンタス
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ネタバレドラマ下剋上球児にはまり、下剋上球児原作、この本と野球本をセンバツの時期に読んだ。最高!この本は神奈川の強豪校が舞台。地獄の練習、鬼のT(カラオケ笑った)だけでなく、しっかり女の子好きな高校生(笑)。主人公がベンチ入りギリギリの実力だから、ベンチ入りメンバーのノブとのくだりは泣けてきた。今、読み終わる手前で感想書いてるので、結果を知りません!延長だぞ!補欠なのに出たぞ、青野!!どうするよ?!先読みたいけど読み終わりたくない!高校野球のこういう世界が大好きなんだよね、が詰まった青春本。
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のりのり27
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野球エリートが集まる神奈川県の名門強豪校、全寮制で特待生の精鋭ばかりの中一般入試で入った、雅人。監督さんのキツイ言葉、平手打ち、厳しい練習。そんな中でも、甲子園に行きたい!だから耐え頑張る。秋季大会が終わり春の甲子園が決まった。ベンチ入りのメンバーの発表はドキドキ、雅人はギリギリだから。甲子園試合のシーンはベンチではこんなのとがあるのかと面白かった。≪本当にすごい所だったんだ、甲子園は…≫普通の高校生、野球以外の部分もあり青春小説。しかし、これは30年位前の話なのか、ちょっと考えられない部分が多かった。
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笛の人
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多分中学生の頃に一度読んだきりなので、10年以上ぶりの再読です。 唯一覚えていたのは主人公の「さっちゃんか。いい名前だね。親に感謝だね」という口説き文句でした。この本は初めて読んだ中学生の頃、正直あまりピンと来ませんでした。 しかし、たまたま本棚で目に止まり読むことにしました。 こういう時、紙の本を買って家に置いておいてよかったなと思います。肝心の内容は、面白かった、けど、もう少し続きを書いてほしかった、というのが本音です。巻末解説で元々1000枚の原稿を600枚に圧縮したと書かれており、納得しました。
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もずたろう
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強豪野球部に在籍していた早見さんだからこそ書くことのできた作品なのでしょう。補欠の目線が苦しいくらいにリアル。試合の様子も鮮やかに脳内で再生された。とは言え単なる野球小説ではなかった。監督Tの暴君ぶりに今の世なら大問題!こんな監督イヤすぎる…と思ってたけど、選手たちがそうであったように実はTにも確固たる正義・信念があったからこそのものだったのかも。暴言暴力を肯定する気はさらさら無いけれど、雅人とノブとTとのやりとりでそうに思った。つい先日2023年のセンバツ出場校が決まった。それぞれの春が来る。
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@R3X #8lrbgq
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メディアやファンに過度に取り上げられる高校球児と本人達の思いは別のところにあるというのがテーマなのだろうが、正直文章や表現力が稚拙で、筆者自身が伝えたいことが、読み取れなかった。
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Masato Ⅱ世
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先週読んだ本の主人公が美穂ちゃん(実妹の名前)で、今作は雅人。なんだかなぁ〜と思いながら読み始めました。題名のひゃくはちは、野球ボールの縫い目の数です。何故縫い目は108?解は不明でも「四苦八苦」 足したり掛けたりすると108は、ホゥでした。これは甲子園出場したスポーツ小説でもあり、初恋小説でもあり、友情小説でもある青春物語でした。厳しい部活時代を思い出しました。あの時代の仲間は一生もんですね。昔を思い出しながら読了です。しかし、補欠の雅人、決勝サヨナラの場面で三球三振、守ってはトンネル、頼むで!
Tadashi Tanohata

共読ですぞー! しかしここにある表紙は「野球ボール」ですぞ、雅人くんー!

01/25 19:51
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iesake
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ネタバレ強豪校の中で一般受験組として肩身の狭い思いを共に過ごしてきた友人。彼を思う気持ちが途中から野球エリートに対する劣等感に変形して爆発する。実力至上主義を受け入れつつも野球エリートがこんな時どう反応するのかを試し自分の人間性を正当化したい気持ち。独善的で青臭いと気付いているのに暴走していく。この抑えられなかった感情は長年のしこりになったと推測される。しかし時を経て球場という場所での彼らとの再開は過ぎ去った日々を一気に巻き戻し、仲間との友情を鮮やか蘇えらせるうってつけのシチュエーションだった。
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suzuna
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ネタバレ意外な展開で最後に泣いた。身近なエピソードがあったからかもしれません。
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ラッキー
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これがスポーツ小説か!!って感じ
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Shinya
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ネタバレ人間の煩悩の数は百八つ。硬式球の縫い目も百八つだという。甲子園を目指す球児たちは、決して清廉潔白ではない。タバコ、飲酒、合コン。それなりに普通の高校生として描かれる。しかし、やはり高校球児。理不尽な体罰、シゴキ、連帯責任もある。そんな彼らと数年後の元球児たちを平行して物語は進む。そして、究極の選択。命か野球か?決して大袈裟でもフィクションでもなく、こうした事案は現実にもあるのでは?と考えさせる。彼らが下した決断とその後日談。甲子園とは、場所ではなく、目指した仲間との日々を言う。
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ルパン三世
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甲子園の話。面白かった!
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とと
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正直に言うと私にはイマイチ合わない作品だった。背番号をもらう場面、打席に入る場面等、野球に関わり合いのある部分の描写はとても良かったしこちらもドキドキ感が伝わってきた。ただ、特に終盤の展開は難しい題材を取り扱ったのもすごくわかるが、どうにも感覚が違った。人それぞれ感じ方が違うので刺さる人にはすごく刺さりそうな作品。
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あい
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笑いあり涙あり、青春ど真ん中!栄冠は君に輝くが胸に響く。ただ横暴だと思っていたTが意外と話のわかるやつだったり格好良かったりするのもいい。
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はやか
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名門野球部に所属する雅人。作者の早見さんも有名野球部所属だったと「あの夏の正解」で知った。主人公と同じように控え選手。タバコを吸ったり、女の子と遊んだりと危なっかしさもあるけど野球優先の高校生活。だけどあの頃に何かがあって、当時の仲間たちに会いづらそうな雅人。その訳は「野球以上のものがあっちゃいけなかった」から。それに疑問を持つことないほど夢中だったのだろう。それでも、会えば懐かしさで胸が締め付けられる。あの頃には戻れないと分かっていても、ただひたすらに野球が好きな彼らが眩しい。
トシ

野球関連のお話好きですよね?自分も好きなんで、いつも参考にさせていただいてます♪

04/30 19:13
はやか

スポーツものは全般好んで読んでます。トシさんもサッカーとかお好きですよね(^^) この本、純粋な高校野球ではないと思うのですが、控え選手視点の話、とてもよかったです!

04/30 23:44
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yogaster
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ネタバレ彼女の妊娠をきっかけに引退する子、補欠には入れない子、悲喜交交の甲子園
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オーウェン
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野球を描くからといって、汗と涙の感動もの一点張りではない。 主役の雅人は高校野球の選手とはいえ補欠。 それも声出しや伝令にバント要因でしかない。 目の付け所が面白く、雅人と同時に補欠になるノブの心情も同時に描かれる。 理不尽な叱りという暴力も今の時代ではありえないのだが、昔はそれが当たり前。 教師のTのやり口がいささか無謀だが、ことが起きた後のリカバリで見直される。 主役もいれば脇役もいるのが当然な甲子園の風景。 プレーする選手以外にもしっかりドラマはあるのだ。
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Viola
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イノセントデイズが面白かったので、デビュー作を手に取ったけど、これは合わなかった。ここから、あの作品まで成熟した文体になるんだなぁ。著者自身が自意識の塊、しかも校正のない初版は恥ずかしいと言ってたが、なるほど。高校時代編の飲み会や試合の細かい描写が冗長で引き込まれなかった。
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百年(ももとせ)
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父「なんか寝つけなくてな」、高校球児の息子「嘘つけよ」。長男が野球部の寮生の為、普段は妻と思春期の娘との3人で暮らす父。朴訥な父は、一緒暮らす女子には普段の生活の場で、離れて暮らす長男にはタイムリーに気を遣う。こんな父親になりたい。
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ヨケシ
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21058
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雅
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甲子園を目指しながらも野球一色だけじゃ無い感じがリアルで良かった。笑いや悩みを共有できる仲間ってイイね
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Atsushi Mori
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なかなか面白かったけど、仲違いの原因はそれかぁ… 過去と現代を行き来する展開はいいね!
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Tak
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高校球児のイメージを勝手に描いていた。でも実際は一人一人に個性があり、気持ちがしっかり通じ合っているのが羨ましい。
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ヨシ
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ネタバレ高校野球にかけた球児たち。すさまじい練習を応援し、タバコを吸い合コンに命をかける姿に普通の高校なんだと安心。そんな濃密な時を共に過ごした仲間たちと会えない理由を知りたくて、ページを捲る手が止まらない 。ラストは重く堕胎について考えさせられた。生命は大切。ノブが息子の名前を好太とした理由を聞いて涙腺崩壊。こんなラストは想像していなかった。ちなみに『ひやくはち』は野球ボールの縫い目の数だそうです。
ポプラ並木

<男性のほうが泣ける本>そうなんですね。珍しいですね~父親として息子さんに対する感情かな?

08/19 18:55
ヨシ

あたりです。でも、ポプラ並木さんの考えているものとはちょっと違うかも…です。

08/20 00:41
4件のコメントを全て見る
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Jade
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ネタバレ昔の友達に会えないのは試合でとんでもないエラーでもやったのか またはなんかやらかして出場停止になってしまったのかなあとか思いながら読み進めたらそういうことかと納得しました。この作者の本は何冊か読んだけどコメディのような進行だけど結末は単純なハッピーエンドじゃない そういう読後感は私は好きです。ちなみにタイトルのひゃくはちの意味はちょっとした豆知識として「知ってる?」と人に披露できます。
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英
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このレベルの友情ですら社会人になる頃には解消されてるって、何が起こったんだと気になってページが止まらなかった。まさに青い春。私が入れる環境じゃないなとは思ったけど、高校時代から感じていた高校球児への苦手意識みたいなものがなんか解消された。共感はしないけど、野球が全て、野球をする仲間が全てという絶対的な価値観を持てるのは羨ましくもある。甲子園が夢って、甲子園に出ればプロ野球選手になれるわけでもないのにその後どうするつもりなの、なんて迷う暇も無いんだろうね。改めて、自分が知らない世界を見せてくれる小説は偉大。
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shinomiya
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もし、彼らと同学年のひとりのモブだったら頼むから辞めてくれ、と叫ぶか、ふざけんなと糾弾していただろうな。どちらにしろ辞めさせる方向になるかな。彼女が中学の時にも同様の事件(結局妊娠してなかった)と話していたが、避妊しろ!としか思えんかった 私とは合わない本だった
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