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新装版 日本政党史論6 挙国一致と政党

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バルジ
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第六巻では満州事変以後の激動の「挙国一致」内閣期を扱う。本書は「政党史論」であるが、本巻はその政党が全く主役ではない。むしろ元老西園寺公望や国家革新を画策する在野の活動家、それらに共鳴する軍人が主役である。政党が急激に政治勢力たり得ず、政友会は政権獲得へもがく。しかし既に政治構造自体の崩壊が始まり破壊的勢力としての軍部とその意は異なるが政権獲得に意を燃やす政友会の部分的利害一致がそれらを加速させる。西園寺や宮中の首相選定グループは「挙国一致」的な人材を配すが最早溶解した政治構造に「挙国一致」の姿は無い。
0255文字
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