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神狩り (ハヤカワ文庫 JA 88)

感想・レビュー
89

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tnyak
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山田正紀さん、初読み。う〜ん、私にはあわなかったかも、残念です。
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カムイ
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山田正紀の熱量を感じる、古代文字の謎、火星の紋様、がリンクすると言うがそこは最後まで語らない、まぁSFの仲間になるのだろ、カムイは映画の【ファンタスティック・フォー】を思い浮かべた😆
0255文字
コーヒー豆焙煎中
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ネタバレ久々の再読だがやはりカッコいい…。神の存在を示す人類とは論理レベルの異なる古代文字などのガジェットもイカしているが、本作最大の長所はハードボイルド的な語り口の巧みさや苦みを帯びた青春小説的な味わいが壮大なSF的ビジョンと上手く調和しているところ。絶対的超越者の前に倒れてゆく仲間たち、絶望の底に叩き落されながらも立ち上がる主人公・島津。人を弄び嘲笑う神に対する怒りを、いつの間にか島津と共有してしまうかのようなドライブ感が物語を駆動する。
コーヒー豆焙煎中

神との無益な戦いでの犠牲者を出すまいと暗躍するジャクスンと、その信念は認めながらも芳村老人たちの戦いと死の意味を理解できないジャクスンを許せない島津。両者の最後の対決の張りつめた緊張感とラストシーンの荘厳さは今読んでも色褪せない。 三十年以上前の作品だけに古さは否めないし終盤の駆け足ぶりなどの不満もあるが、そういった部分を差し引いても作者のパッションを強く感じる傑作。

10/16 16:29
0255文字
宵野ゆめ
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SFマガジン掲載時に読んだハズだが、ディティールをほぼ忘却していた・・。2010年の新版で再読。理学畑の主人公が《古代文字》から発見した、二つしかない論理記号と13重以上に入り組んだ関係代名詞から《神》に肉薄していく第一部が白眉だと思う。論理レヴェルが絶望的にちがう存在として。第二部以降に形成するパーティが、かれについてそれぞれ愛憎交々語るのが興味深かったりする。第三部の印象はどうしても弱かったかなあ・・と思う。(だから神狩り2出てすぐ読んだんだよね)
0255文字
しょう
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ネタバレ工事現場で見つかった古代文字が、人間には理解しえない事が判明し、裏に神の存在を推定する島津達。SFではあるがガジェットは必要最低限なものとなっており、謎に迫るという意味ではミステリー的要素もまぁまぁ強い。筋も複雑ではなく神対人間の構図がはっきり明示されている。島津だけではなく、及川やジャクスン等、神の側に付いた者たちのそれぞれの思惑が見て取れる。分かりやすいテーマながら壮大で、かつコンパクトにまとまっているが、続編を想定していたのかすっきりする終わり方ではなかった。
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NBかえる同盟
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ネタバレ山田正紀再読中。今回読んだ本の奥付は昭和54年7月第6版で、ISBNコードなど無し。表紙はあの武部本一郎の『古代文字』。やはり発表された時期を考えると、紛れもなくスケールの大きな傑作である。が、多くの方が指摘されているとおり、『俺たちの戦いは、ここからだ』的なところで終わっているのもまた事実。途中、神と戦う中で霊感能者の存在が大きくなってきたあたりで、マンガの『幻魔大戦』を思い起こしてしまった。さあ、このままの勢いで「2」を読もう。
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Guzulla
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「神狩り」1976/11/31 発行 ハヤカワ文庫JA 88  40年以上前に読んだ作品。 今回もやはり面白かったです。 俗っぽい部分もあり、一般の宗教の超越的な絶対神ではありませんが、神は人類を大きく超えた力を持っています。 その神に絶望的に立ち向かう主人公たち。 著者の若いエネルギーが感じられます。 読後E.F.ラッセルの人類家畜テーマの傑作「超生命ヴ ァイトン」を思い出しました。 ジュヴナイルで初めて読んで怖かった記憶が未知なる超越者への恐怖の原体験だったのかもしれません(2021/10/17)
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白乾児
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ネタバレ16年ぶり4回目。次はなぜか挫折した『リッパー』に再挑戦。
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コマンドー者
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山田氏のデビュー作。SFというよりは超能力者バトルものという感じ。序章のような感じで終わってしまうが、ストーリーテリングのうまさはデビュー時から抜群である。
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スターライト
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日本SF第二世代の作家、山田正紀の鮮烈なデビュー作。神戸市の道路工事現場で発見された石室の壁に掘られた謎の文字。それは論理記号を二つしか持たず、関係代名詞は十三重以上に入り組んだ、人間には認識できない文字だった。それは神の文字でしかありえない…。かくして神の存在を追い求める人々と神との壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされた!23歳の新人作家が持てるアイデアとエネルギーをぶちこみ、情熱的な筆致で描く日本SF史に残る傑作。”想像できないことを想像する”SFの醍醐味が、ここにある。
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猫丸
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読友さんからのおすすめで初読。著者の商業デビュー作。ハードボイルド的モノローグ文体だが一人称が「ぼく」である。これは本作がビルドゥングスロマンである印象を強める。記述は簡潔かつスタイリッシュ。まったく昔の人は文章がうまい。いまでいうと伊藤計劃「虐殺器官」に近く、言語を基底としたアイデアである。これ、骨子だけ小松左京に渡して書いてもらえば、まったく違うテイストとなり上下二巻トータル1000ページくらいに膨れ上がるに違いない。しかしまあ1975年当時、プロローグとはいえヴィトゲンシュタインを登場させるとは。
猫丸

「弥勒戦争」購入しましたよー。

05/12 18:40
猫田(無職透明)にゃん吉

ウィキペディア見たら山田正紀、星雲賞を4回も受賞していますね。最近はSFからは遠ざかっているようですが(日本SF作家協会を退会)。

05/12 19:47
6件のコメントを全て見る
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おりん
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面白かった。良作。1975年の作品です。文章の端々に時代を感じられ、レトロな感じが良いです。しかし設定の要、論理記号と関係詞で神の超人度合いを表現する所は今読んでも古臭くなく、現代SFぽいです。文章も読みやすく、先が気になってサクサク読めました。言葉の限界、則ち神を小説で表すという試みも面白い。この言葉の限界というテーマはSFで引き継がれ、後に神林長平らが出てくるのかな?先鋭的で面白いテーマです。途中から超能力者が沢山出てきてSFみが薄れてファンタジーぽくなり、ちょっとご都合主義になります。
0255文字
hee
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30年以上前に角川文庫で読んでいますが、ハヤカワja版を入手したので再読。2010年に改版が出ていますが読んだのは旧版。神の存在の片鱗である古代文字の発見をきっかけに、神を守るものと暴くものとの間での戦い。今から40年以上前に書かれた作品ですが、まったく古くないどころか、神の存在の思考実験は、この作品も含め、小松左京、筒井康隆、半村良など初期の日本SF作家によってほぼ語り尽くされていたと実感。名作です。
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月をみるもの
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「現界した被造者に、彼を生んだ創造者が『我々の世界を造った覚悟はあるか』と問われる場面で、情けなくも胸を抉られた」:https://twitter.com/hirorin0015/status/934557535524216832
月をみるもの

クリエーターではなくとも、親になれば必ず問われるよ。

11/26 09:24
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Sensyuraku
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弥生時代の石室から見つかった謎の古代文字を追うSF。人類には単語・文法レベル以前に言語構造からして解読不能って話はすごい面白いのでもっと突っ込んでほしかった。メインはどちらかというとサスペンス。そっちも面白いよ。
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大阪魂
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山田さん初読み。40年前の作品やのにAIみたいなんでてきたり言語学から神の存在みつけるゆう発想とかはすごいなあって思うけど、でも絶対神との対決ゆーのはむちゃくちゃ違和感あった(>_<)八百万の神様やったらありなんかもやろけど…火星の古代文字も一体なんなんかよーわからんかった…まあ40年前にできたSF古典作ってことで…
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ムー
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入り込めず今一つでした。
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とも
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★★★以前に読んだことすら忘れていて、読み始めても思い出さず、半分位に差し掛かった時になって初めて、「あれっ!読んだかも?」ってことで、読書メモを引っ張り出して初めて確認が出来たがそのまま読み続けた。当時は酷評をしていたので、今回は少々良い点を引き出そうかと思う。と、まぁこの作品が書かれた日本SF創世記の作品としては論理が甘い点などは致し方なしかと甘く見積もり、単純に読み物と見た場合、最終結末が赦せない部分はあるにしても、全体を通して楽しめるかと。ということで、前回に比べて評価はアップするとこになった。
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ぴよ(toyoneko)
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文庫を持っているのにキンドルで買ってしまった。大好きな作品。言語の構造から神の存在を推認するという論理が大好き。「2」についてはいろいろ評価はあるようだけど、個人的には好き
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やしの実
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#1976年11月30日第1刷発行 #2002年7月15日第10刷発行で再読しました #★★★★☆ #情報工学の天才、 #島津圭助は花崗岩石室に刻まれた謎の《古代文字》 #を調査中に落盤事故にあう。 #古代文字の解明に没頭した圭助は、 #それが人間には理解不能な構造を持つことをつきとめた。 #この言語を操るもの──それは神なのか。 #では、その意志とは? #やがて人間の営為を覆う神の悪意に気づいた圭助は、 #人類の未来をかけた壮大な戦いの渦にまきこまれてゆくのだった。 * これも、古典、名作ですね
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シルク
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題名から、広大な世界観をもったスペクタル小説を期待していたのだが、読み終わってみると、登場人物も少なく舞台も日本の一地域にほとんど限られていて、小さくまとまっていた感じ。ただ、1974年の作品ということで、読みながら70年代の懐かしい香りをたくさん味わうことができた。そこは気に入った。
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San fairy Ann
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翻訳不可能な文字列?は実は神からのメッセージだった!というオカルトファンタジーとでも言えばいいのか それにしても論理のレベルにおいて神の人間に対する絶対的優位性はゆるぎないけども、感情のレベルにおいては自分の力の優位性を利用して人をいたぶって喜んでるとか神様ちいさすぎなのではという違和感 旧約聖書のヨブ的な試練とも思えないし そもそも神が何を考えてるか人間がわが勝手に推論してるだけなんだけど あと火星のメッセージとか伏線はほったらかされたままなんだけど、続編はあんまり評判よくないしで、面白かっただけに残念
San fairy Ann

と思ったらこれ24歳のデビュー作なのか それはすごい!

03/25 06:57
0255文字
月世界旅行したい
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昔読みました。直撃の世代ではないけれど初めて読んだときはおどろいた。日本SFで言語ネタが多いのはだいたいこの作品のせい。(別に山田正紀先生のせいではない)
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kageyama
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聖書に載っている神が不完全なのは、神を語る人々が不完全だからだ。人の言葉で神を表した時点で、神は人のレベルにまで落とされてしまう。 という言葉を思い出した。 勝てない敵との戦いを、これ以上うまく書くのは難しいだろう。
0255文字
とも
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★★約40年前に書かれたことを差っ引いても、典型的な題名・テーマ負けの大風呂敷駄作。特に後半からの失速で読む価値無し。
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いきもの
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言語と神に関するSF
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坂本新
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神様が存在したとして、どうして全知全能だと言い切れるのでしょうか。神様がいたとして、どうして人間を愛していると言えるのでしょうか。本書はそんな神様の捉え方を現代の日本で行う話です。神とは何なのか、という問いに対するある意味一つの答えだと思います。主人公の神への挑戦はどういう結末を迎えるのか。それは本書を読んでのお楽しみです。
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かとうさん
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タイトルのインパクトがすごすぎて、内容は大人しめでした。
0255文字
Charter
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世間からすれば小さな事件や事故を、運命ではなく「神の意志、神の妨害工作」ととらえるのは傍から見れば狂気でしかないのだろう。古代文字や手にした霊感を通じて神の存在を知った者だけが真剣に神と戦う。このつかみどころのない圧倒的存在との戦いという設定はとてもおもしろかった。後半の展開ひとつひとつがはやすぎるような気がした。
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diceK
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実家の本棚から発見。古い作品と割りきって読めば、とても楽しめる。どうやら続編があるらしい。探してみよう。
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マリ
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古代文字の解析についてはよくわからないからさらりと読み進めていたけど、理解力があったらもう少し楽しめたんだろうなと思うと残念。絶対的な力を持っているものに対していくことって楽しい。神って本当に全知全能なのか。
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ss
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SF。著者デビュー作。言語解析により神に迫る。神と闘う。面白い設定、発想。これぞSFというようなハラハラドキドキのストーリー展開。続きへの期待感を膨らませるラストシーン。2が出たのが30年後ということは、当時は続きを書く気はなかったのかな?このまま終わりでもいいような気もするけど。難しい話をしっかり理解できている自信はないけれど、エンターテイメントとしてとても楽しめた。
0255文字
daken
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作中のメタ言語の説明同様、学生運動を冷ややかな目で見ながら神への反抗もそれのバリエーションでしかないという。まったく希望なんてない話だと思ったよ。
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アトモス
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古代言語の解析を行って行く過程で、人間には扱い得ない言語であることが判明し、そこから神と言う存在に関わっていくとなるという設定は好き ただ、古代言語が人間には理解し得ないということに、イマイチ説得力を感じなかった 特に言語の解析に期待を寄せていただけに、そこが残念 最後の勝ちの無い戦いかもしれないが戦い続ける事にこそ意味があるというのには納得
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rista99
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2008/3/19購入。「イノセンス After The Long Goodbye」巻末の解説で押井守が推薦していたため読んでみた。人智を超越した存在と対峙しようとする主人公たちの闘いの物語。「神の言語」という着想の斬新さに惹かれて読み始めたが、中盤以降、目まぐるしく急展開するストーリーにハラハラしながら夢中になって読んでしまった。壮大な物語を締めくくるのは乾いた銃声。更なる闘いの幕開けを予感させる鮮やかなラストシーンには見事の一言。SF小説の醍醐味がたっぷり詰まった極上の一冊だ。
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白義
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衝撃的なデビュー作。これは日本のSFの水準をワンランクあげたんじゃないだろうか。語り得ぬもの=神に沈黙ではなく追及という姿勢で挑んだ超越系SFの古典。重く陰鬱な展開、研ぎ澄まされたロジック、ラストに残る一抹の希望とどれをとってもハイセンス。あとがきエッセイの異様な熱気も含めて、理知性と実存が交わる名作だ
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神狩り (ハヤカワ文庫 JA 88)評価63感想・レビュー89