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旅をする木 (文春文庫 ほ 8-1)

感想・レビュー
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lila*
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必殺!パート仕事人
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大人の本の夢袋(角田市)あとがきが1995年7月。著者はこの1年後にヒグマに襲われて亡くなる。ヒグマに詳しかった星野さんが…。というショックを覚えている。
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むっち
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心が穏やかになる本だった。 アラスカの自然の美しさを感じ、自然の厳しさも人の優しさ、温かさも感じられた。 いつか、人生の終わりが近くなった時、最期に旅する場所はアラスカにしたいと思った。
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makiccho *゚
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大好きな星野さんのエッセイ本。どこまでも広く温かく描かれていて、いつまでも大切にしたい作品でした。
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Jacard
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ネタバレ小さな本屋さんで直接勧めてもらった本。自然の描写が、自分の世界とは異質過ぎて想像力が及ばない。知らない地名や動物が頻出するのは、もうファンタジー感まである。ただ落日に驚く描写(P.45)は、学校の学びよりも確かにインパクトがあった。体験することで感情が合わさる尊さよ。/狩猟民の動物に対する償いと儀式の話に、狩猟しない自分は、そういう感覚を育てずに来てしまったんだな、と何か寂しい気持ちになった。/この本にもっと盛大に感銘を受けたかった。いまひとつ響かないのは自分が旅を好まない性格だから?
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つゆ
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“私たちはここまで速く歩き過ぎてしまい、心を置き去りにして来てしまった。心がこの場所に追いつくまで、私たちはしばらくここで待っているのです”
つゆ

「時おり誰かがここにやって来ると、自然の中で何てすばらしい生活をしているのかと感動するのね。でも一週間もしたら、皆耐えられなくなってしまう。淋しさとか孤独にね..じゃあ私がそうでなかったのかというとそんなことないのよ。それは痛いほどの孤独と向き合わなければならない。

10/24 21:07
つゆ

でもある時、そこを一度突き抜けてしまうと不思議な心のバランスを得ることを見つけたの。町にいれば、自分自身の中にある孤独を避け続けることができる。テレビのスイッチをひねったり、友だちに電話をかけたりしてね。その孤独と向き合わないさまざまな方法があるから.....でもここではそれができない。その代わり、その孤独を苦しみ抜いてしか得られない不思議な心の安らぎがあったの」

10/24 21:07
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okin
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ネタバレこの本を読むと行ったことのないアラスカの情景が頭の中に浮かぶ。豊かな森、川の流れ、凍った海、たくさんの生き物たち。星野さんが見た風景が文章をとおしてリアルに伝わってくる。人と人との繋がりや絆も改めて大切なんだなと感じた。何年経っても星野さんのことを覚えていてくれるのは、お人柄に寄るんだろうな。ご自宅でのホームパーティーがとても楽しそうだった。
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4nish6
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ネタバレ星野道夫がアラスカに定住する前後期間を書いたのエッセイ。帯の「永遠に読みつがれるべき一冊」と言う表現に大仰な感じがして読んだ所、アイヌの話で少し引き込まれたので読んだ。風景の表現が巧みで、聞いたことも見たことも無いアラスカの地名や風景が出てくるが、読むと風景が頭に広がり、一つも同じような景色が頭に生成されることはなかった。アラスカや極北の地域を美しく文字でつづったエッセイであった。
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カシュマル
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この本に出会えてよかった。アラスカの開けた自然と森羅万象の流動性を説いてくれた
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オリオン
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またしても常に鞄に入れておきたい本が増えました。末巻の解説にある「大事なことは長く生きることでなく、太く生きることだ」はまさに著者星野道夫氏を表現するに相応しい言葉でした。こんな生き方に憧れます。
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こづこづ
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心に残った物語を自分なりに解釈↓ 私たちは、無機質でデジタルな空間で、日々の仕事に忙殺されているが。この瞬間にも、アラスカの海ではザトウクジラがブリーチングし、海を爆発させている。それを想像するだけでも、とても心が豊かになる。
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yajimayajiuma
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著者は本業の文筆家というわけではないと思うが、雄大な自然の美しさを上手く伝える文章だった。やはり、フィクションの風景と、実体験を基にした情景の違いは感じた。アラスカという環境ゆえに、馴染みのある欧米圏とは固有名詞の語感が違うなと思った。また、自然への憧れや接し方を介して、彼の思想が感じられた。各章がかなり短いため、読み進めやすいとも言えるが、連続性のある文章程記憶に残りにくいという側面もあった。あと、点数が足りないのに大学へ入るのは端的に不正だと思う。こういうの、熱意とかいって日本人は美談にしがちだけど…
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ねむ
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アラスカに行ったので読んでみた。とてもよかった…これはゆっくりと味わいながら読む本。アラスカの大自然や動物たちへの愛着と親しみ、そして畏怖の念が伝わってくる。読んでいるうちに心がほぐされる本だと思った。本書を読んでから著者の最期を知りいたたまれない気持ちになった。
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So
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なんと美しい表現で、読者に臨場感がある景色を見せるのだろうか。冒頭から筆者の情熱を肌で感じ、ページをめくる毎にその情景を臨場感を持って感じた。これはアラスカの厳しい自然から生み出されるエスキモーの自然感が、モンゴロイドという共通点も相まって、日本人の死生観に通ずるものがあるからか。しかしそれだけではなく、筆者がそれを読者に繋いだのだろう。何度も読み返したくなる。心が疲れたときに、心に色彩を与える。
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ヒロミー
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星野道夫さんの事をほとんど知らずに、タイトルに魅かれて読みました。アラスカに憧れ、実際にその地で生活して、自然や人との繋がりの中で感じた事が素直に書かれていて、不思議と自分もそこに居るような感覚を覚えました。情感豊かな表現と、温かみのある言葉で綴られていて、読み心地がよかったです。読んでいて、季節や温度を感じられる本でした。
yuppi

初めまして。他にもエッセイが出ています。どれもこの旅をする木と同じ様に心地いい作品ばかりです。情景が目の前に現れる感じがします。写真集は動物たちの表情がとてもいいんです。星野道夫さんとの距離感を近く感じます。子供向けの本も出ていますが大人が読んでも読み応えがあります。読んでみて下さいね。

08/31 19:05
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左往苦満
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海外に旅する時に機中で読むために買った"旅"の本。アラスカに魅せられ移り住んだ著者の語りを読んでいると、雄大な自然の下では人類はちっぽけな存在でしかないことに気づかされる。我らこそ文明を持っているという自負があるばかりに、ひとたび大規模な自然災害が起こると人々はその原因を"人災"としてどこかに求めようとしがちだ。しかし、みんな大事なことを忘れていないか?大自然にあっては人間とて無力な存在に過ぎないことを…。文中の一節「すべてのものに平等に同じ時間が流れている不思議さ」大切なのはそこで各人が何を為すかなのだ
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アナクマ
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(p.114)手が届きそうな天上の輝きは、何万年前、何億年前の光が、やっと今たどり着いたという。無数の星々がそれぞれの光年を放つなら、夜空を見上げて星を仰ぐとは、気の遠くなるような宇宙の歴史を一瞬にして眺めていること。が、言葉ではわかっても、その意味を本当に理解することはできず、私たちはただ何かにひれ伏すしかない。
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Miii Tak
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ネタバレ•著者がアラスカを拠点に写真家として旅し、大自然の中の動物や人々との出会いを残している •地球の大自然や動物、アラスカの歴史や先住民族について興味が深まり著者の写真を見て感じてみたい •印象的な話の一つで、江戸時代より日本人はアラスカまで漂流していたらしい。地図で見ると遠すぎる場所にある日本とアラスカの意外な繋がりに驚いた •「旅する木」とは木として朽ちてからも川で流され全く違う地域でシンボルと化した後も薪となり灰となり…という自然の中で死した後も続いていく時間であり、著者自身がまさに旅する木だと思った
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若様
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ネタバレ星野さんを知ったきっかけは、生前のことてで、写真集でした。そして、この本を手にしたのは、亡くなられたあとのことです。 アラスカを愛していた星野さんの気持ちを十二分に感じられる一冊。生と死に向き合って日々生きていらした方が、熊に襲われ、最期の時を迎えたという事実を知った上で本書を読むのと、知らないで読むのとでは、感じるものが違ってきます。
yuppi

写真展は一度だけ行ったことがあります。福音館の月刊誌『たくさんのふしぎ』にも星野道夫さんの作品、何冊か出ています。この月刊誌は大人が読んでも色んな学びがあって気に入った作品があると手に取ったりしています。絵本はストーリーだけでなく技法なども興味があり手に取ったりもします。写真、旅行、コンピュータ系、自然、色んなものづくりも興味があり、その関係の本もアップするので読メの相性で出て来る方を見ると頻繁に変わっています。拙いレビューですが参考にして下さるのは嬉しいです。

08/17 16:53
若様

確かに、相性であがってくるのを見て気になった場合、後で見つけるのが困難になったりしますね。自分もメインはミステリーやホラー、エンタメがメインの書き込みで、絵本に反応して下さったのが嬉しかったです。

08/17 17:37
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レン
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その土地と一体化して話を聞かせてくれているような、そんなエッセイだった。客観的に話すよりもその出来事や土地に同化している感じ。自分もそこにいて同じ体験をしている気分。アラスカに行ってみたくなるし、旅をしたくなった。
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Rosa
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もう何度目めでしょう 自分の置かれた状況によって同じ本を読んでも思いはその時々で違ってくるものですね 目を閉じて想像します——人間の日々の営みをしばし忘れさせる、喜びや悲しみとは関わりのない、もうひとつの大いなる時の流れを——包み込まれるような静けさを(第Ⅰ章赤い絶壁の入り江より) 木も生えず冷たい風吹く地の果ての岩陰に咲くワスレナグサ 英語でforget-me-not その綴りを見た時どうしようもなく涙があふれて… 何のためとかじゃなくたっていい そこにあるそれぞれの儚い生がとても愛おしく思えてきます
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shiori
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著者と一緒にアラスカの自然、そこで暮らす人々の暖かさに触れているような没入感に浸れます。 言葉の紡ぎ方も素敵で、私は北国の秋が一日で様変わりする様子が書かれている「北風が絵筆のように通り過ぎていった」の一文が好きです。 人々や動植物の死は決して無駄なものは無く、目に見えない形で循環していることを気付かせてくれます。 星の王子さまでも「本当に大切なことは目に見えない」という有名な一文がありますが、目に見えないけど見逃しちゃいけないことに気付ける人でありたいと思います。
0255文字
明るい表通りで🎶
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「この本で星野が書いたのは、結局のところ、ゆく先々で一つの風景の中に立って、あるいは誰かに会って、いかによい時間、満ち足りた時間を過ごしたかという報告である。」いささか私的すぎる解説(池澤夏樹)。「頬を撫でてゆく風の感触も甘く、季節が変わって往こうとしていることがわかります。アラスカに暮らし始めて15年がたちましたが、ぼくはページをめくるようにはっきりと変化してゆくこの土地の季節感が好きです」「…あの一本のトウヒの木のように、誰もがそれぞれの人生の中で旅をしている」(星野道夫)。星野道夫の言葉に癒される。
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たま
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★★★★★
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ソラーレ
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著者は高校生の時から、旅を通して生きる意味を探していたかのように思えます。アラスカの未踏の地に憧れをもち、実際に訪れてその魅力に取り付かれていきます。作者の気さくな性格もあって現地のたくさんの人と親しくなり、そこから素晴らしい経験をされているように感じます。私たちが生きるということは誰かを犠牲にして生きているということをアラスカの自然を通して体感されているようです。大自然の地と動物とアラスカに住む人たちと深く交わることにより作者が追い求めていた「生きる意味」をみつけられたのではないだろうか。
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no5uke
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アラスカに行きたくなる バイタリティが自分と大違いなので、読み物として面白かった。筆致は本を多く読んでいる人という印象がつよく、実際体験された出来事に比べて平易で落ち着いた文章が良かった。
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kumami
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大好きなアラスカの自然に身を置き、動物を追い土地の人と出会い友人たちと交流する、素直な感情の描写に人生の幸福感を感じさせてくれる。旅をする木は、木の一生が芽を出して枯れるまでの表面的な一瞬ではなく、地上の有機物は姿をかえて別の命に生まれ変わっていく自然の循環を示唆している。人生は旅であり、人類もまた果てしない時間軸の中を旅しているという世界観にも繋がっていく。自分も今は「私」として生かされているけれど、地上の有機物だと思えば、人間なんて何も所有している訳では無く、地球の所有物のひとつなのかもしれない。
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Mamo↑Hon
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娘が小学生の頃、星野道夫さんの写真に感銘を受け、それ以来ずっと読んでみたいと思っていた本。友人による書評にも後押しされついに読んでみた。アラスカとはかけ離れた通勤電車内で毎朝読み続けたが、極北のモノクロームの世界にふと現れる動植物の瑞々しい生態が、コントラストとなり輝きを増していた。星野道夫さんの文章から、世界は『天地は万物の逆旅にして、光陰は百代の過各なり』という李白の言葉そのものであることを改めて感じた。
yuppi

初めまして。星野道夫さんの新たな本が出版されることはありませんが、写真もとってもいいので良かったら手に取ってみて下さいね。公式サイトも開設されていて定期的に奥さんの直子さん仲間の方たちによって更新されています。そちらも見応えがありますよ。良かったら覗いてみて下さいね。 https://www.michio-hoshino.com/

06/25 21:36
Mamo↑Hon

yuppiさん、初めまして。情報ありがとうございます!展覧会があれば見に行きたいなと思っていましたので、教えていただいたHPをこまめにチェックしたいです。

06/26 08:39
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まろにしも
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ずっと積読状態だったのに。。。読んで本当に良かった。文章の一つ一つがとても素敵で、味わいながら読んだ。
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あきこ
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今この瞬間にも、地球のどこかでクジラが跳ね、オーロラが輝き、カリブーの群れが大移動していること。それを意識するだけで、世界は無限に広くなる。海流に乗って流れ着いた先で異なる人生を送る「旅をする木」のように、実は私たちも、遠い昔から自然界の秩序や偶然のようなものに組み込まれているのだろう。情報や物質に溢れた世界では忘れてしまう想像力を思い出させてくれる本。猛吹雪を抜けて満天の星の中をセスナで飛ぶ話が特に好き。星野氏が見た、人間を拒絶するほどの大自然とは一体どんなものなのか、端っこだけでもいつか見てみたい。
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vodka
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ようやく読めた。アラスカに思いを馳せて。読むタイミングを選んだほうがいい本。広大な自然に心を持っていかれるので、あまりにも忙しい時期に読むとチグハグなかんじ。
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おい
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筆者の言葉を介して、雄大なアラスカの自然や人々の考えがしみてくる話。読後は少し心が落ち着いた様に思う。 ★★★
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かさい
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星野道夫のアラスカでの自然との触れ合いを記した1冊。最近だと『悪は存在しない』を読んだ時の感覚に近いというか、自然を上からも下からも見ようとせず、淡々と切り取るような姿勢をじわじわ味わうように読めました。
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たまさん
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ネタバレ自然に身を任せることの大事さを知った。 今まで人間は自分たちの暮らしやすさのために自然に向き合い、時には傲慢にコントロールしようとしてきたけど、そうじゃなくありのままを受け入れる大切さ、変わらないようで変わっていくさま、壮大さを秘めていることを感じながら生きることを教わった。 写真は一切なく、文字情報だけなのになんと鮮やかな光景が広がるのかと不思議に思う文章。日本に生きているだけではまず出てこない言葉が紡ぎ出されている。
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kuzira
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このような世界がどこかにあると想像するだけで、気持ちが上向く。厳しいけど優しい自然、人の温かさ、時間の使い方、、疲れている時に開く本。
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ぐれじゃに
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なぜこれほど心打たれるのだろう
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きりん
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星野さんの書く文章はどれも清らかで、押し付けがましくなく、スッと心に入ってくる感じがする。自分もアラスカに立って風を頬に受けているような気持ちになった。
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Red-sky
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知人からの頂き物の本。写真はないけれどその壮大なアラスカの大地が想像できるほど美しい文章。厳しい自然と対峙して悲しい別れもあるけれど息を呑むほどであろう大自然とむきあう姿がただただ美しい本だった。ブッシュパイロットなる人たちがいることをこの本で初めて知る。
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pomi
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感覚の言語化とか比喩表現が秀逸。あと何というか、言葉が押し付けがましくなくて、飄々と?している。素敵な言葉が散らばっているのだけど、読み手それぞれが自分ごとにして思いを馳せることが出来るというか…。じっくり旅をしたような、とても贅沢な一冊だった。
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