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弾正の鷹 (祥伝社文庫 や 13-2)

感想・レビュー
43

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及川まゆみ
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ネタバレ信長の命を狙う人々を主役にした短編集。どれもこれも殺伐とはしているが、そこは戦国時代だから。短編でどれだけのことが書けるのだろうと思いきや、それぞれにドラマがあってそれが胸に迫る。個人的には同じく遊び女を描いた「下げ針」と「倶尸羅」が良かったです。「倶尸羅」はかなりエロティックでしたが、嫌な感じはせず、倶尸羅が信長に惹かれていく過程が良かったです。また「弾正の鷹」でのラストは面白かった。もしかしたらあったかもしれないな、と小説の自由度を見た気がした。どれも好きな作品です。
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グランくん
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信長を、殺めようとした男と彼らが愛した女を描いた短編集です。 ・雜賀の孫市の甥の鈴木源八郎と綺羅 ・杉谷善住坊と菖蒲 ・松永久秀と桔梗 ・武田の乱波の庄九郎と楓 ・足利義昭と倶尸羅 の五篇です。
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Mikey
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感想: 信長の命を狙う者達を主人公にした短編集。殆どの者が最後は残酷に惨殺されてしまう。それぐらいに命を狙う者が多かった信長だが全てを見抜いたり、助かったりで切り抜ける悪運の強さが語られる。短編ばかりで描写は楽しめるが深みがないな。
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須那 雄太郎
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津山市立図書館
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よひとかっぽ
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信長暗殺もの短編集。 手段は表題にある通り、鷹のほか鉄砲(2篇)、石、毒。乱波どもがそれぞれの手練手管で挑む5篇。殺伐とした話ばかりでもなく、妖艶な官能小説か、とくらいついてしまう話もあり🤩
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Tadashi Tanohata
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鉄砲名人あり鷹匠あり、5人の刺客が信長を狙うが、信長の神通力は半端じゃない。やはり本能寺級の大どんでん返し以外は・・との検証か。山本兼一に信長を描かせれば他に比類なし。今頃は時代を越えて一献傾けているのでは、いやお茶かな、黒の天目茶碗で。
Tadashi Tanohata

コロナなんて「三日天下」ですよ!

08/22 07:31
Masato Ⅱ世

上手い!

08/22 07:56
3件のコメントを全て見る
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ゆうぼう
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著者のデビュー作かと思いきや、その前なのね。短編だし、字数にも限りがあったんだろうけど、尻すぼみな感じかな。歴史物に短編は不向きだよね。
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みきみき
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yohda
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★★★☆☆信長暗殺をめぐる連作短編集。表題の「弾正の鷹」が印象に残った。「白鷹伝」同様、韃靼人が出てきて韃靼流の鷹術を授ける場面に「白鷹伝」をハッキリ思い出しました。堺の商人だった父を信長に殺された桔梗、仇討の機会を伺う桔梗が活き活きとして魅力的です。刺客サイドで話は進みますが、わずかに出てくるシーンだけで信長を造型するお手並みが見事。白鷲伝の原型や、火天の城の別目線で面白 い。もっと読みたい作家さんなので、残りの未読本、漁ります。
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mujiko
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信長の命を狙う者たちを題材とした短編集。「火天の城」「信長死すべし」の習作的な作品もあり、なかなか興味深かった。鷹匠テーマの作品はかなり好み。山本さんの抑制の効いた文章は味わい深い。
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ゆみゆみ
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信長を殺そうとした人たちの、それぞれの物語。信長はよほど悪運強いのか、なかなか暗殺計画はうまくいかない。みなラストは不幸なのか、そうでもないのか余韻の残る作品だった。
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マーシュランド
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さすが、山本兼一さん▼そして久しぶりの山本さん▼山本さんが手掛ける時代小説は好きです▼まだまだ読もう▼17043
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りょ
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信長を恨む人々の五編の短編集。どれもきちっとまとまっていて好きな短編集でした。『下針』雑加集と遊び女の話。『ふたつ玉』山中忍と白拍子の話。『弾正の鷹』松永弾正とその側女、さらに韃靼の鷹匠と鷹の話。『安土の草』安土城建設に携わった武田の草(忍)の話。『倶尸羅』遊女と足利将軍、信長の話どの話も男女の関係が鍵になっている。どれも完全なハッピーエンドではないけど、読後感は非常によかった。どれもラストのオチが意外。
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dzuka
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大作「利休にたずねよ」、「火天の城」にもつながる短編集。信長とか秀吉とかの大物を直接の客体にするわけではなく、時代のヒーローを見ながら、時代にほんろうされた人々を面白く描いてあって、とても読みやすい。司馬遼太郎の短編や池波正太郎の忍者ものにも近い感じもするので、それらが好きな人にはお薦め。
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ぼび
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4/5
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m
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ネタバレ「白鷹伝」が面白かったのでこちらも。信長の命を狙う五人を描いた短編集。それぞれが全く異なるやり方で暗殺を試みるものの、どれも失敗に終わる。信長はなんて悪運が強いのか。運も実力のうちと言うが、この強さが信長の魅力なのだろう。好意的に描かれていて信長好きには嬉しい。山本さんの本はこれで2冊目だが、読みやすくて良い。本作は含まれないが、信長テクノクラート三部作を読破するため、「火天の城」「雷神の筒」もあわせて読みたい。2016年20冊目。
hideo

misatoさん、ナイスありがとうございます。山本さん「利休をたずねよ」とか「加点の城」など好きな作家さんでしたが、お亡くなりになり残念です。特に後者はお奨めですよ。

02/02 11:26
m

お亡くなりになっていたとは知りませんでした。残された作品を大切に読みたいと思います(^^)

02/02 19:57
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はつばあば
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信長を如何にして討ち取らんと図る弾正・孫一その他の親方様と呼ばれる者達。小者に下げ渡された女や仇打ちを図る美女。悲恋?情念?を通して信長が語られる。戦国時代の哀しさを充分堪能した。太平洋戦争でも負けも辛さも味わった。人が自分の意思でなく死を賜るのは、今の世とて不本意だ。情報伝達や機械化は益々進むだろうが・・人の命の軽いこと。
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myu-myu
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怖い怖い。信長の命を狙おうとする人々のドラマ集。生き埋めにされた鷹匠の描写は、目の前に迫ってくるようだった。どろどろとした情念も迫ってくる。フィクションと分かっていても、恐ろしい。
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まいみ
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5編からなる短編集。どの作品も人物設定にある程度の史実が取り入れられているけど、杉谷善住坊を描いた「ふたつ玉」以外のストーリーはほぼ創作と思われる。信長を取り巻く男女による情念と本懐とが入り混じり、それぞれの作品から信長像が多面にわたり描き出されている。どれも切ないのに「倶尸羅」は他4編とは少し違う余韻が残る。悲恋、情念、葛藤、各々の愛と堪能できます。
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Aya
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悠々と独走する信長と暗殺を目論む刺客達。フィクションでありながら、5編それぞれの手段と過程が面白い。作者の他の作品ともちょっとずつ重なり、信長を中心として描かれる時代を楽しめる。揚羽蝶の陣羽織は信長の勝負服なのかな?刺客も乱破も女の方が逞しかった。
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ミム
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信長時代の短編集です。後の火天の城の元になった作品もあります。どれも面白かったですが、やはり長編のほうが好きです。時代小説を書くにあたっての調査は大変そうだなと、余計な心配をしてしまいました。
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ふ
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信長の不気味な魅力。時代や人物への興味が広がっていきます。見せしめ、おそろしや~・・・。しかし、そんな残酷さもこの時代の魅力なのでしょうね。手元に、「火天の城」があります。読むのが格段に楽しみになりました!
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サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
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山本氏の実質的なデビュー作ともいえる「弾正の鷹」を含む戦国を舞台にした短編集。全編を通して描かれるテーマは「信長暗殺と男女の愛憎」。一見かけ離れていそうなこの二つのテーマを見事につなげている。史実に基づく話あり、完全に山本氏の創作と思われる話あり。愛する女菖蒲を手にするために岐阜城への帰還途中の信長を狙い、狙撃に失敗した銃の名手、杉谷善住坊の末路を描く「二つ玉」。捕えられ、生き埋めにされたまま鋸引きの刑に処されたと伝えられる彼に対してとった菖蒲の行動。嗚呼、こうした形の愛もあるのだ。★★★
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あきのぶ
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信長を狙う人たちの短編集
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hideo
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信長暗殺に係る男女の機微を表した短編集。杉谷善住坊の話は史実に近いとしても、他4篇はどうなのでしょうか?結構きわどい描写も多いのですが、男を狂わすものとして、酒・博打・女いずれも注意が必要だけども、3つ目は、自分が狂っているかどうかわからないところが味噌ですね。
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myjstyle
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信長暗殺をめぐる連作短編集ですが、唸るほどの出来ばえです。山本兼一は短編の名手ですね。「利休にたずねよ」では、女性の描写はあと一息かと思いましたが、本作では活き活きとして魅力的です。刺客サイドで話は進みますが、わずかに出てくるシーンだけで信長を造型する手並みが見事です。こんなに上手なら、もっと読みたかった。早すぎる死が惜しまれます。
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美代子
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どうしよう。これはすごいものを読んでしまった。本書は信長という男についての短編集で、作品はどれも切ない。そりゃそうだよね信長に関わったらロクなことないよ、と当事者でない私は思う。当事者たちはみな生き方に悩んで悩んで、その健気さが愛しいし眩しい。表題作は何のために生きていたのか足元が崩れる恐ろしさがあるものの復讐の中で出会う異国の風が優しい。私は「ふたつ玉」が大好きで最後の仏に出会える描写が素晴らしい。余韻が残る。 「下針」の愛情、「安土の草」の生きる執念、「倶尸羅」で恋を知る女を見れる。大好き。
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えびえび
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信長暗殺の短編が5編。どれも男女の絡みからの始まりで、歴史モノではありません。導入部は良い感じなのに、締めが駆け足な作品ばかりですね。
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Ryuji
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★★★☆☆さまざまな理由から「信長暗殺」企てようとする五つの短編集。全五編全てが暗殺に失敗する。短編なのでそれぞれが完結しているが、暗殺に失敗する五編を通して読むと信長の不思議な力を感じさせる小説。
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みちてる
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山本兼一の初期短篇集。後の作品の原型になっているような物が多い。「信長暗殺」を題材にしつつ、暗殺者の目線から著者の想い描く信長像を映し出している。著者・山本兼一氏の得意とする形になっているのではないだろうか。暗殺をテーマにしつつも暗さが無いのは、登場人物が信長に個人的恨みを持っていないからだろう。信長暗殺よりも男女の色恋に対して執着があり、それを成し遂げるために暗殺の駒になったという話が多い。
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北鹿
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信長暗殺に係わる男女の愛憎を描いた短篇集。デビュー前に雑誌に掲載された作品で、後の長編の元になるようなストーリーが多かったです。長編よりもエロ度は高い(笑)
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ヒコ
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「人はな、生きている事が大切なのではない。よく生きることが大切なのだ。死のうは一定。」by岡部又右衛門
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スライムボール
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やっぱり山本兼一作品は面白い 火天の城雷神の筒に繋がる作品もありで読了感も良し! とにかく女性が綺麗だな〜
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茅渟釣迷人
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古本
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rakim
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信長の最期が史実で知られている以上、この小説群の中の暗殺の企ては成らないとわかってはいるのですが・・時の権力者はその栄華と引き換えに、流した血に見合うぶんだけ恨まれている・・暗殺者それぞれの命の駆け引きと、男女の業が織り込まれた短編集。小説って面白い。
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mtngsng
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信長暗殺を狙う者と、それに関わる男女の話。結局は皆失敗なので、最後に光秀の話が、と思ったけどあれは暗殺ではないか。表題作、「安土の草」「倶巳羅」が印象的。この時代だと武将メインの話が多いので、鷹匠や大工など職人の話というのはおもしろい。またそれらを通して描かれる信長が興味深い。善住坊に対する苛烈な処罰もありながら、暗殺者を承知で近づけたり、登用したり。こんなに狙われると感覚がおかしくなるものなのか。表題作では松永久秀らしい姿が読めて満足。でも記憶に残っているのは鋸引きの刑。痛そう。
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文庫フリーク@灯れ松明の火
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山本兼一さん7冊目はデビュー作品含む短編集。全て異なる主人公だが、テーマは信長暗殺で統一。『雷神の筒』未読のため『火天の城』の源流感じる「安土の草」が印象強い。解説で著者の《信長通じて戦国の歴史を見つめる視点》《信長の周囲の人物の目を通して信長を描く手法》言及されているが、山本兼一さんには、是非とも織田信長という《戦国の異端児・異能の天才》その人自身を描いて欲しい。本気で期待してます。
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okin
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戦国の世の男女の話。嫉妬に狂ってみたり、復讐したり…男女の仲は計り知れない。
0255文字
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