読書メーター KADOKAWA Group

日本国を建てるもの: 信仰・教育・公共性

感想・レビュー
1

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
岡崎
新着
【購入本】「信仰なき市民社会への挑戦」という帯と、私淑する内村鑑三について学べるかと思い読了。結論◎。以下では、個人的に印象に残った点をまとめてみたいと思います。①福沢諭吉の倫理観、そしてそれに対する徳富蘇峰の思想的態度を知れた点。まず、福沢と言えば「実学」「知識主義」として知られていますが、彼は決して西洋東洋問わず道徳を軽んじていたワケではなかったことを知れ勉強になりました。というのも、本書で述べられているように、福沢は牧師?が書いた道徳哲学のテキストを使用しているし、キリスト教にも深い関心を抱いていた
岡崎

様子が示されているからです。ちなみに、徳富蘇峰の福沢に対する言い分は不適切な部分があったとはいえ、徳富蘇峰の目指すモノには賛意を抱きました。というのも、徳富蘇峰が目指したビジョンは、(自分も尊敬する)新島襄のキリスト教主義から影響を受けた「精神的知識の教育」であり「道徳心の空洞化」を埋めた境地だったから。 ②「内村鑑三 不敬事件」の発端的真相を知れたから。顛末は知っていましたが、その背景が昼ドラ的な生々しさで衝撃でした。最後は、③キリスト教大学の理念を知れた点。ICUを中心に青学といったキリスト教主義

10/19 23:49
岡崎

大学が志す「高潔な精神」を窺えて興味深かったです。個人的には、「日大アメフト部問題」のあと、関西学院大学が取ったメソジスト的精神を思い出しました。 以上の点を踏まえ、本書からは(基本的に宗教問わず)「信仰」に基づいた生き方が今後の社会を大きく豊かにするモノであると感じるとともに、(諸事情込みで)キリスト教世界の伝道努力不足を感じた次第。 ※個人的に、どちらに転んでも「不安定」なら、教会界全体的に若者向けに改革するしかないと思う。

10/20 00:01
0255文字
全1件中 1-1 件を表示

この本を登録した読書家

読みおわった読書家全2件中 新着2件

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

読みたい本に登録した読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません
日本国を建てるもの: 信仰・教育・公共性評価100感想・レビュー1