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北斎富嶽二〇〇景: HOKUSAI・BOOKS (1) (Hokusai Books)

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buchi
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図書館にてパラパラザックリと。文庫本サイズの画集。北斎が描いてきた富士山『富嶽三十六景』や『富嶽百景』を小さいサイズながら網羅している。富嶽百景に『宝永山出現』という絵がある。宝永山の爆発が人々を襲う辛い絵柄だけど、面白いのはそれまで浮世絵の富士山はスラッとしたどこか異世界の山の様だったのが、それ以降現代に馴染みのある宝永山がある富士山になったこと(方角によって)。ああこの時代に宝永山が出来たんだなぁとしみじみ思う。小さいのに分厚くて少々読みづらいのが難点。昔持ってた『ウルトラ怪獣大百科』みたいw
0255文字
kaz
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おそらくだいたい類書で観たことがあるのではないか。図版が小さいのが難点だが、一覧的に眺めることができるのはありがたい。図書館の内容紹介は『錦絵揃物<冨嶽三十六景>、絵本「富嶽百景」全図をはじめ、摺物から肉筆画まで、北斎が描いた富士図を、海外の美術館所蔵品を中心に収録。長きにわたるその画業の変遷を、富士山を通して追う。布施英利のエッセイ等も掲載』。
0255文字
T S
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北斎がなぜ亡くなる直前まで富士山を描き続けたのかが、本書に掲載された200点余の作品たちが理屈抜きで雄弁に語っている。個人的には、やはり『富嶽三十六景』の富士山が好きだし、見る度にシビれ、新たな発見がある。70代でこのようなエッジの効いた富士山とその風景をつくりあげたのが凄すぎる。本書は文庫サイズで紙も特殊なものを使ってるようで、通常のページ数よりも厚みがあるが、個人的にはポータブルに、いつでもどこでも自分の手でページをめくりながら、北斎の富士山を一気に見られる点も踏まえて言祝ぎたい。
0255文字
Go Extreme
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北斎の富士山:気血に富む場面と説得力のある精緻な構図 いかにも「絵画」的 特定の様式や流派に固執せず・描くことへのあくなき好奇心や創作意欲 江尾末期から明治初期の浮世絵:国内30万点・海外50万点 19世紀末のジャポニズム旋風・西洋絵画、特に印象派への影響 北斎の富士:裾野が画面のどの高さにあるか?高い・中間・低いに分類 セザンヌ:絵画にとって大切なのは奥行を捉える感覚→自分がこの世界に存在、生きているという実感 北斎:単なる線遠近法だけでなく、全く別の空間の描き方、奥行き感の画面への再現
0255文字
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