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北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦

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yyrn
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37歳年下の広重が巨匠・北斎に挑む!という見立ての展覧会の公式図録集。まず、北斎の生い立ちから始まって初期の作品を紹介しつつ代表作「富嶽三十六景」に北斎が挑んだ足跡を丁寧に追いかける。次いで、広重がその北斎画を越えようと様々な技法で挑み、ついに「東海道五十三次」を世に出し、絶大な人気を博す。と同時に北斎は浮世絵からフェイドアウトしてゆく。世代は交代し、広重は「名所江戸百景」を残すが、その随所に北斎の作品に対する対抗意識が現れていた、と教えてくれる本。▼これまで北斎と広重の本は何十冊と読んできた。⇒
yyrn

もう新しい作品など出てこないのに、図書館で未読本をみかけると、つい手が出るのは、改めて二人の画力の素晴らしさに感服しつつ、何らかの新しい指摘や発見があったりするから。そこが楽しい。二人の作品を多数所蔵する江戸東京博物館の監修だからか、やたら詳しいw。江戸東京博物館は現在大改修中で25年まで続くらしいが、それが終わったらまた訪れて浮世絵をじっくり見てみたい。

12/06 08:11
0255文字
kaz
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初期の作品など、類書で見かけたことのないものも多く、満足。図書館の内容紹介は『葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」全46図を収載。これを超えるべく研鑽し、「東海道五拾三次之内」で自らの画風を打ち立てた歌川広重の挑戦に迫る。中之島香雪美術館などにおいて開催の巡回展の公式図録』。
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うさぎや
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同名展覧会の公式図録
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オリーブ
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ネタバレ一時期、曲亭馬琴の読本の挿絵を北斎がやっていたけど険悪な仲となり二人による共作はなくなってしまったって聞いたことがある。挿絵って物語のほんの手助けに過ぎないかと思いきや全面に北斎の天才的才能があふれ出ている挿絵もあり確かに馬琴にとっては承服しかねる面もあったかもね。何かと比較されがちな北斎と広重。こういう図録で二人の絵を通して観てみると38歳年上の北斎に対して広重の憧れから対抗心へと変化していった心情を感じる。私の好みとしては広重の絵だけど新千円札の裏面の北斎の「神奈川沖浪裏」を早く手にしたくもある。
sofia

図録なのですね。私も好みとしては広重なのですが、北斎はあまり知らないですが、神奈川沖浪裏はよかったです。

06/21 22:07
オリーブ

解説も多く、図録書籍ですね。北斎も素晴らしいのですが、天才過ぎて私にとっては近寄りがたさがあるという感じです。ってちょっと偉そうですけど(^^;)広重の才能も凄いんですけどね。神奈川沖浪裏が千円札なので、これから身近に感じられそうなのが嬉しいです(^^)/

06/22 13:46
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TANIZAKI
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2021年に観た『北斎づくし』は凄かった。北斎を理解する入口に立っていた頃だったなぁ。今振り返ると多くの作品が記憶を辿る。今でこそ多少なりとも北斎が判りかけている。知見がなくても楽しいのが北斎でもある。5月19日MOA美術館、5月24日中之島香雪美術館にて北斎を楽しんだ。本書は中之島で買い求めた。会場で「おゃっ!」と思う。『椿説弓張月』「鎮西八郎為朝外伝」四作品が陳列している。書を数冊読み別府で為朝の面影を追った。伝説を表す場所が数か所ある。馬琴の作品で平岩弓枝の素直な書き表しが気に入った。呟きに感謝だ。
sofia

だいぶ遅れてすみません。北斎と馬琴の『椿説弓張月』がありましたね。人嫌いの馬琴の終生の友人の1人が高松藩士の木村黙老で、香川には馬琴蔵書印のある書物(椿説弓張月など)が残されています。崇徳上皇のこともあり気になっていますので、ゆくゆく調べていきたいと思っています。

06/21 22:25
TANIZAKI

sofiaさん、高松藩士の木村黙老は何となく見聞きした印象しかないのですが・・・馬琴に絡む人物によって馬琴の描き方が変わる印象があります。坂出市には何回でも行きたいです。そう言えば昨夜京都五条の行きつけのイタ飯屋さんのアルバイトの人が、高松第一高校を経て京都女子大学OGでした。「半空」にも行ってくれたようです。

06/21 22:49
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takakomama
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大阪、岡山、大分の「北斎と広重 冨嶽三十六景への挑戦 江戸東京博物館コレクションより」展の公式図録。北斎と広重の風景画を堪能しました。
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