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鏡と初期ヤマト政権

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遊動する旧石器人
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幾度となく目を通してきた本書だが、最初から最後まで一括して読むのは2度目である。本書は、弥生時代後期後半から古墳時代前期(一部中期まで)の銅鏡の流通形態を主に論じたものである。破鏡から完形鏡へ。これが弥生時代から古墳時代への画期でもあり、流れでもある。威信財システム論に依拠しつつ、古墳時代前期前半と前期後半での論理の違いを明確化し、さらに弥生時代終末期との違いも論究する。そして、国家形成の過程にもの一石を投じる。本書は、自身の研究にも大きく影響を与えるものである。本書を参考に研究を進めていきたい。
0255文字
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