以下メモ:「自分より酷い境遇にある者を前にすると、かえって優しくなれたり寛大になれたりする部分が・・・人間にはあるのだ」。「静江は、敬介の前妻に、ひたすら赦しを請うているのだった。一度も会ったことのない、顔も知らない相手を思って深々と頭を垂れ、懸命に謝っているのだった」出来すぎてる、謙虚過ぎる!「祖国の敗戦は、夫婦のあいだでのいざござなど、いっぺんに吹き飛ばしてしまうような大きな出来事だった。だが、実際にそうはならなかった」個人の眼前の問題が一番ということ・・・心苦しい。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます