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完全秘匿 警察庁長官狙撃事件 (講談社+アルファ文庫 G 261-2)

感想・レビュー
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mike
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しばらく積ん読だったが、やっと読了。 事件当時、高校生で、ニュース映像を覚えている。オウムの在家信者の元警察官が逮捕されたことも覚えていたが、警察内部がこのように混乱し、(おそらく)間違った方向で捜査していたことは認識していなかった。 実際のところ、警察幹部たちは、犯人を知っているのか…。
0255文字
なら
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捜査員の努力はよく分かるけど、結局犯人は?
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美味しい渋谷
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時効を迎えて久しいが、謎は解明されないまま。重要な人物達が処刑され、この事件は闇に葬られてしまうのか。
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しげみつ
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テレビの中の世界が本当に起こっているとは キャリアとノンキャリ、公安と刑事、警視庁と警察庁、警察と検察 様々な人の思いがあるなか迷宮入りとなった長官狙撃事件 読むのに苦労した
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こいきんぐ
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読むのがかなり苦痛だった。
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緋莢
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1995年3月30日。警察庁長官・国松孝次が何者かに狙撃され、瀕死の重傷を負った。地下鉄サリン事件を起こし、関連施設への強制捜査が行われたオウム真理教による犯行だと思われ、オウム真理教の信者だった巡査部長が犯行を自供した。だが、その自供には不可解な部分も多く、オウム以外の犯行の可能性もあった。事件解明に奔走する捜査員たちだったが、その裏では様々な思惑が錯綜していて・・・
緋莢

この事件の事は勿論知っていましたが、オウム真理教の犯行だと思っていました。 しかし、これを読むと、「オウム真理教の犯行」というのは公安部の主張で、それが捜査を誤らせ、迷宮入りした原因と書かれており、驚かされました。事件の様子から捜査まで丹念に書かれており非常に読み応えがありました。現場に残されていた朝鮮人民軍のバッチ、やっぱり北朝鮮の犯行だったのでしょうか?「ものすごい力が作用しているとしか思えない」何らかの圧力があったとなると、やっぱり当時の政府が・・・と邪推してしまいました。

12/17 07:33
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ふたば
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迷走に迷走を重ねた挙句、結局時効になった事件。今までにもいろいろな事件の中で筋書きを作りその通りに自供を迫る警察のやり方を読んできたが、それを凝縮したような現場だったのだな。身内のトップを傷つけられた警察組織の怒りは理解できるし、身内が死傷する事件には並々ならぬ気合で臨むとも聞いて(読んで?)いるからこの場合などはそれまでの比じゃないほどの入れ込みだったんだろう。捜査員たちがそれぞれの組織の意地と面子を優先するあまり、足並みをそろえることができず、結果最も解決すべき事件をお蔵入りさせてしまった。
ふたば

結局オウムは関係していたんだろうか。どうしてここまでオウムにこだわったのだろうか。オウム以外の芽はなかったのか。上層部は真犯人を知っていたのでは…と最後に書かれていたけど、そこまで穿ってみればそう見えてしまう。不透明な捜査は国民を不安にさせる。冤罪事件がたびたび発生するのも未解決事件かあるのも、警察自体が誘導しているように見えてしまう。予断をもっての行動は結局良い結果をもたらすことはないのだと、再認した。

09/27 08:17
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ぱーぷる・ばんぶー
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公安主導でオウム犯行で実行犯を追い続けた結果、迷宮入りしてしまった経過の詳しいルポ。検察庁の思惑とか今まで知らなかったことも出てきて興味深かった。「警察庁長官を撃った男」を読んで真犯人に間違いない!と思った老スナイパーにも真犯人とするには決定的なマイナス点があったのか。
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Urahomot
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TBSキャスターの記者時代の取材記録。 「踊る大捜査線」で描かれているような、警察上層部と現場との確執が事件を迷宮入させた、という感想を持ちました。それにしても現場捜査員(協力者含む)の執念には脱帽です。 福岡県警や福岡地検のトップに赴任していた方たちも実名で登場し、長官狙撃事件でこんな役回りをしていたのか、と驚かされる一面もありました。
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ガバキン
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有名な警察庁長官狙撃事件について事細かに知りたくて読んでみた。オウムor老スナイパー説は知っていたが、北朝鮮説があるのは知らなかった。真相は闇の中だが、元現場捜査員の「警察上層部は真相を知っていたかもしれない」という発言が響く。
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向う岸
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1995年3月30日に発生した警察庁長官狙撃事件。初動からオウム真理教による犯行と決めつけ、警視庁公安部が主導して捜査を続けるが、暗礁に乗り上げる。公安部の秘密主義と度重なるミスで迷走する。刑事部とは対立し検察からは自供が客観性に欠けるとして門前払いを食らう。監禁まがいの取り調べをしたにもかかわらず被疑者を特定できず、ついに2010年に時効を迎えた。オウムの犯行に固執しころころ変わる容疑者の証言に振り回された結果だった。民間人が嘱託として鑑識に参加するなんてことが本当にあるんだ。
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Shu
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あの頃は毎日のようテレビで騒がれいた。
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大熊真春(OKUMA Masaharu)
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おもろかった。でもどの程度事実ととらえていいのかがわからない。
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ゆりのき
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ネタバレ2010年4月講談社『時効捜査の真相』を文庫化、加筆修正のうえ改題。狙撃事件から21年、当時の南千特捜の捜査員はほぼ全員が定年退職。既に公訴時効を迎え未解決事件のまま。報道されなかった捜査の動き、公安部と刑事部の捜査方針の違い、警察内部の力関係・・。本書は犯人を追及するものではなく、なぜ未解決になったのかを検証していると思う。著者はあとがきで「警察首脳部は犯人を知っていたのではないか」と書いている。地味だが読み応えの作品。
0255文字
Natsuhiko Shimanouchi
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犯人不明のまま時効を迎えた警察庁長官狙撃事件の真犯人に迫るとかいう内容ではなく、何故あの事件が未解決のまま時効を迎えることになったのか、初めにオウムありきで物証や逃走経路の地取りといった地道な初動捜査をおろそかにし時効まで迷走する公安捜査の実態を克明に取材したもの。朝から晩までオウム特番の連続だったあの頃を思い出しながら読了。
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てっちゃん
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検察庁、警察庁、警視庁、刑事部と公安部など、それぞれの組織のメンツや思惑が絡み合い、捜査が迷走する様子が実に丁寧に描かれている。結局、謎は謎として残ったままだが、我々はそれを良しとするしかないのだろう。
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Ikuto  Nagura
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多くの警察・検察・オウム関係者が実名仮名入り混じって登場し、膨大な取材量を窺わせるけども、誰が誰やら解りづらかった。解ったのは、オウム犯行説は公安の予断に過ぎなかったこと。為にする仕事で人権侵害にしかならない公安なんて、無くしちゃえばいいのに。また、警察庁と警視庁の争いは、重大な冤罪を多発させた戦後の国警と地方警察の頃と何も変わらないし、予断による結論ありきの犯人づくりも、狭山・足利事件などと同じだ。本書の北朝鮮か、鹿島圭介『警察庁長官を撃った男』の中村泰か、やはりオウムか。真相は「完全秘匿」されてるの?
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JH
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日本の治安のトップ・警察庁長官が狙撃され、危うく亡くなる寸前だった前代未聞のテロ。結局未解決のままに時効を迎えたが、捜査に当たった警視庁公安部は、時効当日に状況証拠だけで「ほぼオウムが犯人」と断定する、法治国家としてあるまじき大変な発表を行った。感想として、読了してもモヤモヤ感は拭われない。警察内部、特にキャリア官僚の保身やメンツには呆れるばかりだ。ただ、ある現場警察官が述べている通り、私も「警察上層部は誰が狙撃犯なのか知っていたと思う」。
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mm
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国松警察庁長官狙撃事件は未解決のまま時効を迎えた。時効までの警察の取り組みのドキュメント。小説やドラマで描かれるキャリア様や、公安、やっぱり、あの人たちおかしい。 情け無い。恥ずかしい。 登場人物が多すぎて、そして警察の組織が複雑で中々に難しい本でした。
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完全秘匿 警察庁長官狙撃事件 (講談社+アルファ文庫 G 261-2)評価54感想・レビュー19