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芸術家たちの精神史: 日本近代化を巡る哲学

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ネタバレテクノロジーがもたらす荒波が作る個人と共同体や日本と西洋の対立の合間を揺蕩い、人間の置かれた状況に自覚し、対象化の呪縛を脱出しようとする近代の芸術家たちの思想の歴史を追いながら、テクノロジーによる万物の手段化への答えの影を手で捕まえようとするみたいな内容。 共同体や個人といった虚構はもとより、総てが相対化され先送りを許されない決断のみがある場にテクノロジーによって放擲されたこと、そしてそこでの価値判断に既知の尺度を用いると手段化のアナロジーを逃れ得ないことに自覚的に在ることが知的誠実さの入り口なのだろう。
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芸術家たちの精神史: 日本近代化を巡る哲学評価40感想・レビュー1