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お金の流れで読む日本の歴史 元国税調査官が「古代~現代史」にガサ入れ

感想・レビュー
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しばわんこ
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お金の動きを見ると歴史の謎が解ける。元国税調査官がお金を通して歴史を読み解く。 歴史はある偉大な人物が強い意志で歴史を動かしてきたという英雄的な物語や、宗教や民族やイデオロギーの対立で歴史が動いてきたと一般的に思われがち。しかし、実際のところは、お金の動きか歴史的背景にあることが多い。 歴史を経済の視点から読み解いていて興味深い。 これまでの歴史を経済から読み説いた上で、最後の章では特定の層のみが潤い貧富の差が激しい現在の日本の経済政策の誤りを痛烈に批判しているのが良い。
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♡kana*
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面白かった!こういうのを歴史の授業に取り入れて欲しかったなぁ。
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EDA
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姉妹書『お金の流れでわかる世界の歴史』を先に読んだので、そのうち繋がってきました。やはりというか本書では、日本の銭の話なので、近代以降の内容が濃いです。貿易と領土、戦費の話はとても興味深い視点でした。また現代の状況(現代日本の格差拡大)について著者は力が入っているように思えました。それを本書の最後に「特定の人たちだけが潤うような世の中は、必ず長続きしない」といって締めるのでは無く、じゃあどう生き抜くみたいな歴史から得た智恵みたいな物が欲しかったかとは思います。
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しんさん
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特定の層だけが潤う世の中は長続きしない。
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なをみん
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Kindle Unlimited にて。世界史編が感動的に良かったシリーズは日本編も良かった。やっぱりお金の話は大事。歴史の流れがちゃんと繋がって理解できた。少なくとも学校で教るべきだと思う視点やデータも多かった。こうやって歴史を理解すれば「特定の者が潤う国」は滅びることの必然性は明らかなのに、その特定の者になると見えなくなるのだろうな。戦争の無い状態ってのは思っているほど簡単ではないだろうことことも、なんとなく思いました。
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イーストゲート@デイリー
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歴史の大きな出来事が、お金の流れで読むとなるほどわかりやすい。私は歴史の大きな出来事を、単独で捉えていたのですが、歴史はつながっているのだなあとこの本を読んで思いました。そして今頃、班田収授の法の仕組みを知りました。
イーストゲート@デイリー

(ネタバレ)④江戸時代・太閤検地。鎖国の理由。経済戦争大阪の陣。江戸時代の経済の仕組み。町民は無課税。幕府の貨幣改鋳。倒幕資金は贋金。⑤明治維新。黒船と通商条約、参勤交代中止で初版が倒幕の経済力をつける。大政奉還の経済力。地租改正。開国時から輸出大国⑥日清日ロ戦争の戦費・軍日は酒税。ロシアと戦うための国家予算の5割を軍事費に。日露戦争の戦費調達に走る高橋是清。戦争の行方で、日本公債が人気。

08/17 02:28
イーストゲート@デイリー

(ネタバレ)⑦太平洋経済戦争・日本の急成長と経済摩擦。満州事変。格差社会と軍部の台頭。財閥の巨大化。在米日本資産の凍結は宣戦布告。横浜正金銀行ニューヨーク支店の破綻。太平洋戦争の戦費。日本は公債を発行し日銀がそれを引き受けた⑧高度成長とバブル・所得倍増計画。メイドインジャパンを普及させたユダヤ商人。日本の自動車産業は日本軍のおかげ。新幹線の開通。テレビの普及。⑨あとがき・ワーキングプアと億万長者。少子高齢化。

08/17 02:29
3件のコメントを全て見る
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わーちゃん
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お金に焦点を当てていて、いつの時代もお金は必要なのだと思った。
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Kimmy
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ネタバレ前作の世界史版が面白かったので選ぶ。初めて学んだことは、①蘇我氏は税を管理するポストに就いて大出世、職権によって私腹を肥やした。国の税は国のために使うという当たり前の考えが大きな動機で大化の改新が起こった。②日本には古代から社会保障制度のようなものがあり、孤児、身寄りのない老人などを収容したり、食糧・医療品を与えたりする施設(四箇院)があった。③菅原道真の失脚の謎。当時貴族達が地方の豪族と組み私腹を肥やし、財政システムが崩れ始めていた。その悪循環を止め、国司による支配を復活させる改革の実行責任者だった為。
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真作
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日露戦争の戦費調達のため世界を奔走する高橋是清(当時は日銀副総裁)の話が面白い。敗色濃厚な国に投資は集まらず、同盟国のイギリスですら500万ポンドの公債調達、予定した半額に留まる。戦争遂行が危ぶまれるところ、残り半分を米国ユダヤ人銀行家が引き受ける僥倖に。ユダヤ人を迫害するロシア帝政の弱体化を狙って日露の戦争を望んだもの。軍功ばかりがもてはやされるが、お金のことも知っておきたい。「あとがきに代えて」は現在の日本への警鐘、必読。富裕層にお金を回しても、消費には行かず貯蓄が増えるだけ。
真作

ポルトガルとの南蛮貿易について。日欧間は一部で、大半はアジア圏内、日本では生産できない鉛、硝石を輸入(硝石の国産化は1580年代)。織田家は領地は小さかったが物流の拠点津島を押さえていたので経済力で優位。信長は堺、大津、草津を押さえて武田など敵国への軍需物資を差し止めた。

12/14 23:31
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aki
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縄文時代から失われた20年までの日本に対して、ダイナミックな一連のつながりのある歴史観を持つことができるようになります。これまでは、〇〇時代というと単発のイメージは持っており、いくつかの本で時代感のつながりは把握できていましたが、人々の置かれていた金銭面の状況という一貫した視点を持つことができます。 なぜ時代がこう動いたか?というのが自分なりに考えれるようになる大変素晴らしい本です。歴史を勉強する前にぜひ読みたい本です。
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カニザウルス
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歴史の流れを論理的に線で理解できるいい本。
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読書国の仮住まい
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肝心の歴史部分はやや駆け足気味か。 後書きからは現代日本の問題を取り上げている。 実は輸出入に関して、日本はバブル崩壊の影響を受けていない。 日本企業は貯金とも言える内部留保を増やしてきた。 これは経済政策の誤りで、雇用ではなく企業や富裕層を重視してきたからだ。 平均給与は下がる一方で所得税には大幅な減税処置を取ってきた。 共産主義の失敗を見て、安易に富裕主義に転換してしまった。 少子化対策も経済政策。 非正規雇用対策が既婚者を増やす一助。 特定の人だけ潤う世の中は長続きしないことを歴史は教えてくれる。
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ビリケン
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日本の歴史をお金の流れで見てみると非常にに面白い。お金というのは実に重要なものなのだ。権力を握りたいならお金を抑えるのが手っ取り早い。経済力さえあれば有に軍事力を凌ぐ力を発揮できるのだ。人々の生活を便利にするために作られたお金は人々の争いの種になり人間を支配してるのは皮肉である。しかしながら、そんな事を口先で言っても私自身お金のために身を粉にして働いているのである。
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Opus13
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高校生のころに読みたかった。歴史って身も蓋もないものだ、ということを学ぶのは、とても重要だと思う。その認識に立脚しない理想は脆弱になる。
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Tomonori Yonezawa
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【地元図書館】前作の「〜世界の歴史」が面白かったので借り。2016年の本。 前作よりも一つ一つを大雑把に駆け足で説明している感があり、面白さが薄れている。 最後の第8章「高度成長とバブルの終始決算をしよう」〜「あとがきに代えて」はとても面白く読んだ。 特に、265頁「共産主義というのは〜、むしろ「隠れた特権階級」が生じたことが要因なのである。」のところでは色々な思いが頭の中を巡った。
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ちょっとした読書好き。
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「お金の流れで読む 世界の歴史」と同様に、お金という客観性を通して読む日本史はおもしろかった。
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Speyside
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『お金の流れでわかる世界の歴史』の姉妹編。前作と同様、経済に着目することで歴史の転換点の因果関係を明らかにし、古代から戦後までの日本史を一気通貫で紐解いていく。 個人的に印象的だったのは、満州事変から太平洋戦争へ突入していく時代の記述。当時の国民はなぜ無謀にも、国際連盟脱退や満州事変を支持したのか。著者は、戦前の日本が絶望的な格差社会で、不満を解消する存在として軍部が台頭していった背景があることを、様々な数字を提示しながら明らかにしていく。「特定の者が潤う国は滅びる」という言葉が、ずしりと重い。
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柚菜
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あとがきが1番良かった。
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ヒュンフ
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織田が港を抑え、経済力と輸送力を背景として武田を下した点 二次大戦開戦の裏事情、イギリスとのインド市場、アメリカとの中華市場の奪い合い、そして戦争。 裏事情と自分で言っていながら本当は表の事情である。 近代の日本は軍隊や国の意向が大きく絡む 西洋に並ぶために国から仕事を請け負った財閥系 軍隊の兵器作りや研究の延長上として育ったトヨタ、SONY、富士重工 こうして見ると純粋な民間の力による企業というのは日本では少数派なのかもしれない 織田や近代の話となると結局、背景にある経済が決定的な働きをしている
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turutaka
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面白い!特に明治の二つの戦争のくだりが興味深い。明治時代、軍隊の維持について殆ど酒税のみでやりくりした話は意外。少ない投資で世界で戦える軍隊を作れた理由が「汚職が少なかった」は目からウロコである。明治の政治家は賢いお金の使いかをしていたんだなぁ。
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gozaru12345
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ネタバレ世界の歴史の次は 日本の歴史を読みました! ・比叡山延暦寺が財閥⁉︎ ・秀吉、家康はなぜキリスト教を禁止した⁉︎ ・軍費の大きな柱が酒税⁉︎ ・MADE in JAPAN を普及させたのはユダヤ商人⁉︎ などお金視点で見ると今まで興味なかった歴史が楽しく思えてくる本でした
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桑畑みの吉
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富、経済、権益の象徴としての「お金」を通じて日本史を語るのが本書のコンセプトである。経済的観点から歴史を眺めてみると信長の比叡山焼き討ちも家康の大坂の陣も人間的に生々しい事件であると感じた。無味乾燥な日本史教科書にはない歴史の楽しさである。反面「実は豊かだった明治の国民生活」(180ページ)と書いておきながら「日本は、ヨーロッパに比べれば本当に貧しい国だったのだ」(188ページ)という表現が出てくる。言わんとしている事は分かるが読者が混乱する表現だと思った。
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ひよこ
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p260"現在、大学生の約半数が有利子の奨学金を受けている。「少子高齢化で少なくなったはずの子どもの教育さえまともにできていない」という状態なのである。"
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緑のたぬき
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ある事件が起きた裏のなぜ?が金の観点から述べられており興味深く読めた。鎖国の原因、明治維新、日米開戦、戦後復興など興味深い。経済恐慌の中のブロック経済→インド、満州植民地マーケットの取り合い→日本への石油、基軸通貨ドル提供停止→財閥による富の独占による社会不安→日本開戦。意図的に日本は開戦せざるを得ない状況に追い込まれていたわけか。
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あんこ
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やっぱりいつの時代もお金だった。日本史苦手な私にとっては圧倒的わかりやすさで、点と点がつながって腑に落ちた。特に戦国時代と近代。戦国の世を経済の面から見るのは楽しいし、近代はぐっと身近に感じた。
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皿倉山
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歴史の事象には決定的な原因はなく、様々な要因が複雑に絡み合っている。 今回の本は、経済・お金の問題に焦点を絞り、歴史を解説しております。歴史入門書的に読み易く面白かったです。
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ミナ
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お金という視点で歴史を見る。経済苦手な私には足りていない視点だった。一つの事象を様々な視点で見ると本当に複雑に絡まりあって起きていることがよくわかる。一つを知ったから全てを知ったような気になるのは間違いだと実感する。 当たり前に働き子育てできる国となり、日本が再び安定した国となってほしい。政治家選ぶ目を肥やそうキャンペーンが必要な気がする……。
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S 2
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タイトル通りお金と日本史のかかわりについて。あんまり日本史に詳しくないけど面白かったです。意外だったのは日本は貨幣が取り入れられたのは結構遅めだったというところですかね。まぁ戦いまくってたしね…あとがきの今後の日本の行く末についてがなんか不安になりますね。
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Aa
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ネタバレ元国税の著者だけに、税金関係のポイントに初めて知る内容が多かった。同じ日本史で切り口を変えると新しい発見が。 ・日清戦争の戦費がほぼ酒税でまかなわれたが、その裏で密造酒も多かった ・戦後の日本製品の海外での販路拡大をしたのはユダヤ系の人たちが多いとか。
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姐さん
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古代から江戸時代が面白かった。江戸以降現代は日本史の授業でも苦手な所なので、読んでいて辛かった。バブル期の話とかはまた少し掘り下げてくれたら楽しかったかも。お金を中心に据える話は多くはないので斬新かもしれない。世界史もあるんですね。そのうち読みたい。
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jiangkou
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話としてはお金で読む戦国史と一緒。扱う時間が長すぎて浅く書きすぎか。
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クリンスマン
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財政面から日本の歴史の別の見方を知ることができた
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スナックどくろー/としろー
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「特定の物が豊かになりすぎる仕組みはうまくいかない」というのが日本の歴史の共通項とのこと。 まだまだ読み込みが足りないが、「そうなんだろうか?」と疑問を持つことができた一冊。
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七篠権兵衛
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お金の流れに注目すると日本史の裏側が見えてきて興味深い。その歴史から現代の問題点を指摘されたあとがきが更によかったと感じました。歴史から学んだことをこれからの我々の政策にも活かして貰いたいものです。
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わたる
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お金の流れシリーズ第3弾!日本史は一番身近にインプットできる。日本で通貨の概念が生まれるまでは物資(特にお米)をお金代わりに用いて商売や買い物をしていたこと、そして今のお金の概念を最初に根付かせたのは織田信長であったこと、かなり驚きの事実である。第二次世界大戦後の日本はバブルと呼ばれた。ただ、実はバブルは戦争前から起こっていたこと、むしろ戦争前の方がGDPの上昇率は高かったこと、文字数制限で書ききれないほどの面白い発見がある。
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樋口佳之
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こういう話を学校でとも思うけど、ぶっちゃけお金ですよね~という理解が現実問題として実感できるのは学校出てからかも知れないし。/一体どっちやねんと感じる部分もありました。
樋口佳之

税金の集められ方に比べて、使われ方についての話が少な過ぎ。江戸時代、戦前、戦後の税負担を使い方抜きに比較するのは無理ですよ

02/24 10:21
樋口佳之

江戸時代の農民の負担が重いか軽いかはもっと学術書に寄るべきと思うけど、公教育制度も社会保障制度も無い時代無い訳で

02/24 12:32
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まーく
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古今東西、戦争というのは小手先の小細工に頼るんじゃなくて圧倒的な兵力で押し潰すのが正解であるからして、それを支える経済力って大事なはずなのだけど、何故か日本史における経済の流れって等閑にされがちなので、こういった視点の通史は貴重。とくに、明治維新以降の話はあまり自分も知らない内容が多かったので楽しめた
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バーベナ
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お金の流れで歴史を知ると、1本芯が通って、苦手な歴史が俄然面白くなる。織田信長と武田信玄の経済力の違いや、日清戦争の戦費調達の話、ユダヤ人との係わりなど、とても面白かった。
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Yoshi NAK
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タイトル通り。古代から現代まで、流れがよくわかって面白かった。 最後の「あとがきに代えて」がよかった。最後まで読んだ後だとよくわかる。「誰でも普通に働けば結婚して、子どもを育てられる国」にしたいです。
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