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天下一の軽口男

感想・レビュー
187

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key jun
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上方落語の祖、米沢彦八の人生を描いた作品。物語は安土桃山後期から江戸初期ぐらいからの軽口(冗談)、辻咄(漫才)の黎明期から始まる。私達の知る『落語』や『漫才』が形成されるまでどんな歴史があったのか、当時の『笑い』がどの様に移り変わっていったのか?人を笑わせる才能とは?...笑いにまつわる様々なテーマが書かれている。ちょっとした恋の話なんかもあり、最後まで興味深く読む事が出来た。
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hi
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江戸時代のお笑い芸人の話。 あまりこの時代のお笑いの話は無いので面白かった。 貧しくて六文の木戸銭の払えない女の子に石と貝がらの入った袋を渡し、 石が一文で貝がらが五文、これを持ってくればいつでも見に来て良いと言ったのが一番好きな話だった。
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あきら
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ネタバレ時代小説初めて読んだけど、よみやすくておもしろかった。彦八、名古屋で最期に噺してほしかったなあ、
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たけひろ
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☆☆☆
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ヤス
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彦八の幼き頃から、死ぬ瞬間まで、全体的に明るい話で良かった。死ぬ瞬間まで描かれると、涙がこぼれそうになりました。
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にっしん
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読みやすくて面白かった。笑いに人生を捧げた男の一生を描く時代物。幼少から老後まで一人の人生書ききるのはすごいな。
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Maz Sylar
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斜め読みするほど、先が気になる話でした。
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ぐるり
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時代物なので読みにくいかなと思ったが、とても読みやすく面白かった。私が東京にいた頃は、よく寄席で落語観に行ってたな~と思い出した。落語は集中と教養が必要な印象。また再開しようかな。
0255文字
こひつじ
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おもろかったー。知ってる場所が次々でてくる時代小説。落語が文化として出来上がっていくさまもおもしろい。いくたまさんの彦八まつりの大元の人。最後、私はこれはハッピーエンドやとおもうんやけど、どうやろなぁ。
0255文字
hiro
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「大阪ほんま本大賞」の受賞でこの本を知った。今まで木下作品は戦国武将を中心に読んできたが、同じ時代小説でも今までと全く違い、大阪落語の祖・米沢彦八という芸人を描いた作品ということ、その彦八という名前も毎年生國魂神社で開催される「彦八まつり」で知っていたので、興味を持って読んでみた。幼馴染に思いを寄せながら、仲間に裏切られながら彦八が笑話の名人となっていく様子が描かれているが、その彦八の芸が磨かれていく様子を読んで直接感じることは難しい。舞台化がされてようだが、舞台や映画の方が分かりやすいかもしれない。
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Aya Murakami
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図書館本 決戦!新選組の作者の作品 木下作品としては珍しくマイルドな終わり方でした。おそらく主人公が笑いという人を救うことを人生の目標にしたためでしょう。それに大阪といえばお笑いのイメージですしね。 作中の笑い話でももんがぁが妙に頭に残っています。なんでモモンガなのか?と調べてみたらモモンガは昔物の怪の類と思われていたのだとか?なるほど「お化けだぞー!」という意味合いんあおですね。
あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

ももんが、読んでみたい💨

09/06 09:31
Aya Murakami

ぜひぜひ

09/06 09:45
0255文字
あすか
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まず「お笑い芸人」という職業が江戸時代まで無かったことに驚いた。『天下一の軽口男』こと米沢彦八の純粋さに、笑いの原点を再確認させられた。彦八の才に気づく同業者たちからはまさに、出る杭は打つ!とばかりに妨害されるのが可哀想だったけれど、それも芸の厳しさだろう。人に、芸に真摯に向き合った生涯。最高にかっこよかった!!
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みやや
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★★★★★
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doapon
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人情話的なところを汲み取る心が弱いので(すみません)他の方のレビューにお譲りして…「お笑い事始」に着眼したことがとても上手い! と思いました。権力者が雇う御伽衆がいた乱世から、寄席が庶民の娯楽として普及した世の中へ、その間の意外と知られていない話芸史のミッシングリンクを繋ぐ物語と感じました。お座敷芸の江戸、辻舞台で競い合う大坂、の差は現代にも脈々と続いているなあ…。「面白さ」をめちゃくちゃテクニカルに追求する話だったなあ…。武左衛門のビジュアル、故・桂歌丸師匠で想像しちゃいます。
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ともくん
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木下昌輝が噺家の物語を描くと聞き、初めは少し軽い話になってしまうのではないかと思ってしまった。 だが、それも杞憂に終わった。 戦国武将を描いている時と同じように、キレがよく、いつもの木下昌輝のままであった。 ひとりの女を笑わせるため、笑いの道を極める米沢彦八に涙した。
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水生
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ネタバレ幼馴染の少女との約束を胸に『天下人のためのお伽衆』を目指す彦八。天賦の笑いの才を持ちながらもその道はなかなか一筋縄ではいかない。やはり人一人の信念や夢など何かしらをかけ続けた人生の話というのは読むこちらにも熱いものを与えてくれる。読み終えた後は彦八と一緒に激動の人生を駆け抜けたような達成感とやり遂げたことへの安堵感のようなものを感じた。
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yukkim
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6冊目。面白かった。お笑いが芸になるにも歴史があった。里乃との約束がいつ果たされるのか、その部分が最後切なかった。オチがピンとこなかったので誰かと話したい〜。
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じゅん
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ネタバレ「横目で里乃を見る。大きく口を開け、白い歯を見せ、破顔している。・・・彦八の胸が春の日なたのように温かくなる。そんな笑顔だ。零れそうになった涙を里乃が指で拭き取ったのを見て、彦八は思う。・・・ーあの顔に、もっぺん花を咲かせたい。」こんな風に一緒に過ごせる時間は幸せだろうな。ずっと続いてほしい時間・・・一緒に笑って過ごしたい。 祝★10年。肩ほぐしの名手になりたい!
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Tatsuhito  Matsuzaki
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ネタバレ上方落語の祖とも云われる米沢彦八の物語。 (本中書にはその史実は紹介されていません) 序章では主人公が登場せず、後の展開の伏線を張るストーリーの巧みさと、彦八を囲む登場人物の軽妙さでテンポ良く読破することが出来ました。 笑いを題材にした小説だけあって、最後の "笑わせて泣かせる" 落ちはお見事です!
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きさ
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ネタバレどんどん本に引き込まれていって、あっと言う間に読み終わりました。大阪弁になじみがあるので、言葉遣いも読みやすかったです。米沢彦八が実在の人物だとは思いませんでした。破天荒な一面もあるけど、子供のころから好きだった人との約束を守るために、芸の道を究めていくところなどはまじめで一途なのかなと思いました。今も昔も、その道のプロと呼ばれる人は、大変な苦労があるのだなと思います。こういう人たちの苦労があるから、日本の文化が発達したんだと思います。最後はホロッとさせられました。里乃と幸せになってほしかったな
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サプリママ
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ネタバレ⭐⭐❤️♥️❤️ 初代安楽庵策伝、二代目、彦八師匠のお話。もっと反権力で笑い飛ばす痛快なお話と期待した。初代は天下一のお伽衆で、京都誓願寺の塔中竹林院にて茶人古田織部の高弟で笑話を得意とし「醒睡笑」を記した。兄は、飛騨高山の藩祖で名将。二代目は虎丸で、文武両道であったが、弟子になるが笑いを諦めて武士に戻る。。彦八は大阪難波村の漬物屋さんの次男で算盤、剣術もだめだが、人を笑わせることが好き、里乃という男勝りの女の子をずっと心に留めている男。後半は彦八が江戸、大阪、名古屋に行く様子が描かれている。生國魂神社❗
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ton
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図書館本。なぜ予約をしたのかも忘れたけど、グイグイ引き込まれました。ちょうどドラマべしゃり暮らしをみていて、お笑いづいているこの頃。ドンピシャでした。人を笑わせたい幸せにしたい、どんな時代も同じなんだなあと。巻末の参考文献をみて実在する人だったんだ!とまたまた驚き。米沢彦八、調べてみよう。
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prefabjubilo
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悋気応変。落語を研究している身としては、たいへん面白いお話でした。里乃がちょっとだけなのも、却ってよい。
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うえさん
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上方落語の祖、米沢彦八のお話。会話のテンポが良くて読んでいて楽しい。上方と江戸の咄芸の違いも興味深く面白かった。田島藤五郎が好き。
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よしみん
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今年のおおさかほんま本大賞受賞作。子供の頃から人を笑わせることが好きで、才に恵まれた米沢彦八が挫折を味わいながらも自分の笑いを確立していく。噺家が屋敷に呼ばれて噺を披露した江戸に対し、上方では早くから庶民が楽しんでいたというのが興味深かった。上方と江戸の落語の違いは、政の中心に近いか遠いかに関係があるのかな。彦八のように、笑いの始まりは人を笑わせたい、笑いで人を救いたいという純粋な想いからであってほしい、と吉本騒動を見て思う。昔の笑いは見て聞いて楽しむだけでなく、読んで楽しむものでもあったんだなあ。
よしみん

彦八の危機を救った飛騨高山の金森家のその後が気になったので調べたら…やっぱりそうなったのね、と少し悲しかった。

08/08 16:54
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さよちゃん
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大きく口を開け、大きな目を糸のように細め目尻に涙を溜めて彦八の胸が春の日なたのように温かくなる幼馴染の里乃の笑う笑顔が好きで、「もっと笑かしたる」と彦八は笑いの道へ進む。笑いはいいね。笑える人生はもっと素敵だなって思う。私も「笑い」は好きで勿論好きな芸人さんも沢山いる。彦八はお武家さんや商人を笑かすだけよりも大衆、民百姓を笑かしたい!って基本的な精神は最期まで貫いて生きたんじゃないのかな。後半は切ない気持ちが溢れ涙したけど、でも彦八らしいと思う気持ちも大きい。「難波村一のお伽衆、米沢彦八なぁりぃい」
のんちゃん

さよちゃんさん、今日は(^^)この作品、読みたい本に登録してあります!レビュー拝見して、ますます読みたくなりました(^^)

08/02 17:23
さよちゃん

のんちゃん♪お久しぶりです(^^) 巷では何かと話題のお笑い界だけど(笑)純粋に楽しめましたよ。

08/02 17:41
0255文字
jin
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ネタバレ主人公彦八と里野には一緒になって欲しかった。最後の最後まで好きな人を笑わせようとするあまり、一番弟子への襲名の約束を反故にするとんでもない一面もあるけど、とても純粋で一途な魅力的な人物でしたり
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那生
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ネタバレ子供の頃から人を笑わせることが好きな彦八。 あれこれあって"天下一の咄家"と言われるまでになるんだけど。 器用なのか不器用なのかわからない人だなぁ(笑) ラスト寸前「色々と人生はままならんね」って思ったところで、あれ???結果オーライなの?(笑) 本の中に出てくる咄を、私の間(ま)ではなく実際に見て聞いてみたいね。 舞台化されてるみたいだけど、ヒットするのがわかる気がする♪
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かもい
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ネタバレ‪真筆・醒睡笑……っ! 落語黎明期に奮闘する彦八はもとより2代目安楽庵策伝こと田島藤五郎が快人物でたまらない、笑いをこよなく愛すも技術がなかったその気持ちを思うと…。かなりの立ち回りをしたようなのでこの人の物語も読んでみたい。 江戸と上方落語の違いや成立の過程が描かれていて面白いです。実際の師匠たちの姿と重なったりしてほろり。
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QP
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米沢彦八の像が生魂国神社にあるのは知っていました。彦八祭りも上方の落語家が力を入れていることも。彦八の伝記のようなストーリーで落語の歴史や江戸と上方落語の違いや今の落語のスタイルの確立までがよく分かる内容でした。
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fukufuku
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木下さんが笑い話なのかと首を捻りながら読み始めました。なるほど、咄家ことはじめであり、笑いに生き笑いに死んだ米沢彦八という辻咄の一代記です。 勉強不足で実在のかたかは存じませんが、咄家が生まれるイメージとか辻に立って面白い咄をするところから、しぐさをつけて落語へと進化していく様は興味深く、彦八という一人のお笑いバカにも惹き付けられました。
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Kっち1123
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天下一の笑話の名人、米沢彦八のお話。「人笑わして、銭もらうねん」と幼い彦八は、夢を持ちます。笑いでお金を稼ぐことが、考えられない時代に変化が訪れ、、。彦八の人生は、波乱万丈で、笑いあり涙ありで心が何度も揺さぶられました。特に武左衛門の息子のくだりや、ラストのくだりは胸熱でした。笑いの天才、米沢彦八を知れてほんとによかった。続きを読むのが、楽しみで仕方ないって気持ちになれる時は、ほんとしあわせな気分になります(*´꒳`*)この本は、読友さんのレビューのおかげで、出逢えました♫おおきに^o^
Kっち1123

初代安楽庵策伝の「日々の暮らしに疲れた民の顔に、ほんの一時かもしれへんけど、笑いという花を咲かせたい。そうすることで苦しみや痛みを、しばし忘れてもらうんや」という言葉に笑いの力が、表れてていいなぁと思いました。あと、芸人仲間が、励ます時に「気張れよ」って言葉が粋だなぁ(*´꒳`*)

01/26 23:19
0255文字
ハル
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あんた、どんだけ待ちぼうけさせる気なん。早よう約束果たしてよね。最高の舞台って何よ。あの祠裏の広場の他にそんな場所があると思ってるわけ。勿体ぶってないで今すぐ見せなさいよ。お腹の底から笑かしてくれるんでしょ。勿論あんたの頑張りは認めてる。けど、いつまでもおあずけ食らってるこっちの身にもなりなさいよね。なんて、かの人の想いを代弁してみる。その歯切れよい物言いで、ぼやぼやしているぼんくらを叱咤したくなるのだ。彦八の人生を十二分に語り尽くしているから尚更、彼の周囲の人物、殊に大事な人に想いを寄せてみたくなる。
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ぼら
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「天下一の軽口男」木下昌輝 私の評価★★★★ ※落ち着いて書こうとするとついつい忘れてしまうので、 昨年終盤に読んだものを一気にアップしておきます。
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UN
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この彦八を駿河太郎(鶴瓶の息子さん)で舞台化するということで読んでみた。まぁ、面白く読了。筋の運びに初恋の人をいちいち使うのは安直だし、大阪のにおいがしないのが残念。
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山口
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ネタバレ上方落語の祖、米沢彦八の生涯を描いた物語。初代と2代目の安楽庵策伝(2代目がカッコいい)、露の五郎兵衛、鹿野武左衛門らも登場。めっちゃ面白い本でした。江戸に出て、才能を妬む人からの妨害や嫌がらせもあり、大坂に戻り笑いを諦める彦八だったけど、露の五郎兵衛との再会により再び笑いの道を突き進む様になる。ぼんくら男の彦八らしい最後だったけど、名古屋の舞台に立たせて、里乃の子供の時のような思いっきり笑った姿を見させてやりたかったなぁ。江戸落語の祖、鹿野武左衛門が主人公の「たらふくつるてん」奥山景布子著もお薦めです。
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sayzk
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再読。出来うることならば、この小説の中に出てくる辻咄、江戸の座敷咄、生玉さんの小屋の芸、そして彦八がやった物真似の前ネタから仕方咄、誰か再現してくれ。
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