形式:文庫
出版社:早川書房
世の中がどんなに変化しても、人生は家族で始まり、家族で終わることに変わりはない。
どんな人がいいかと聞かれると、素直明るい可愛い笑いのツボが合うとか色々あるけど、結局は「この人をずっと笑顔にしたいと思えるかどうか」に尽きる気がした。
p.192 幸せな結婚の秘訣は、相性がどれだけよいかではなく、相性の悪さをどうやって克服するかにある。 レフ・トルストイ 作家
結局普通の生活がベストなのだ。例えば『LIFE SHIFT』では、先進的な人生プランを提案していたけど、やはり科学的にも厳しいのだろう。また「定職に就く」というアドバイスはアメリカ的な気もした。日本では新卒採用が多いし「アイデンティティキャピタルを得られる仕事に就く」の方が合っていると思う。実際いくら正社員でもブラック企業では20代を無駄にしてしまう。 最近は「新しい働き方」が話題だけれど結局「普通の人生」がベストなのだと人生の厳しさを感じた。「山は責任をとってくれない」は、その厳しさを一言で表した名言。
特に印象的だったのは、下記のポイント。 仕事 ・20代のうちにアイデンティティ・キャピタルを作る ・仕事は「ゆるい繋がり」からくることが多いから、近い仲間だけでつるまない ・自分だけの人生と言っても、結局標準品のパーツを組み合わせるようなもの 恋愛 ・仕事以上にパートナー選びが重要。ただその方法は誰も教えてくれない ・付き合うきっかけは似た部分が助けるが、結婚して地域コミュニティとのやりとりが出たりするとそれぞれの相違点が強みになる 脳と肉体 ・論理性などを司る前頭葉は20代で最後の成長をする
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