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脳はいかに治癒をもたらすか──神経可塑性研究の最前線

感想・レビュー
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ゆに氏
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神経可塑性についてのものすごく単純で重要な知見が記されています。 これまでの西洋的な医学の考え方とは全く違うアプローチから治療を行うというものです。 主に脳機能に障害がある方への適用事例を挙げ、神経可塑性の知見をどのように適用したかがわかりやすく説明されています。 ただ、健常者へも応用できることは沢山あるんじゃないかなと読んでてワクワクしました。
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dexter4620
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神経可塑学!素人にも分かりやすく書かれた本のおかげで、治癒が難しいと思われる病気の数々の対処法を知れた。健常者にも役立ちそうな内容も多く、中でも低出力レーザーやフェルデンクライス・メソッドは試してみたい。
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百年(ももとせ)
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本書に書かれている対処方法が、一般的な治療法となれば救われる人が多くなるのかな…。提示された症例の回復が余りにも衝撃的過ぎて…。
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emirio
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132早歩きをすると海馬に新たな細胞が生まれる。環境や運動の強化によりパーキンソン、アルツハイマー、脳卒中などの進行を送らせられる。早歩きに加え認知的刺激を与えること。クロスワードパズル、トランプ、ドミノ、語学学習など。又、旅行で見知らぬ国や文化の新奇性は学習を強要するためドーパミンやノルエピネフリンの分泌を促すので効果的。140運動によって線条体と呼ばれる大脳基底核の部位で 神経の成長を導く。パーキンソン病の初期の兆候を示す人にまず推奨できるのは運動をすること。運動量を減らすのは最悪の選択。レーザー鍼
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Ikeda  Kazumasa
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脳のというよりは、「脳への入力」によって脳に関連する障がいを改善、治癒できるというお話。理論というよりはエピソードの積み重ねで構成されています。 様々な治療法と神経可塑性の可能性が示されていて、興味深く読みました。前著「脳は奇跡を起す」も読んでみたい。
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takao
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ふむ
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syaori
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この本が語るのは、脳は活動や経験によって「変化する能力」(可塑性)を持つのだということ。例えば脳の右手の動きに関わる部分が損傷しても、それ以外の部分を再配線、再組織化し失った能力を「再生」できるのだということ。この性質を活用して脳に変化をもたらす様々なアプローチが紹介されますが、パーキンソン病や自閉症など具体的な事例で示されるので、あっという間に脳の精緻で不思議なメカニズムの物語に惹きこまれてしまいます。小脳の三分の一を欠いても日常生活を送れるようになった事例があるなど、脳と体の可能性に驚くばかりでした。
syaori

さきさんにお勧めいただいた本。ものすごく面白かったです! どの部分も興味深かったのですが、最後の音に関する部分がとても印象に残りました。「パワフルなテノール歌手は800~400ヘルツの周波数で歌うが、それはバリトンでもバスでも同じであり、唯一の違いは、より低い音を聴くことができるがゆえに、バリトンとバス歌手がそれらの音を加えられることである。」つまり「人は耳で歌うのだ」ということで、人間が「発することのできる声の周波数は、耳が聴くことのできる周波数のみ」らしいです。

01/06 07:33
syaori

また言語によっても使う周波数が違って、「フランス人は100~300ヘルツと1000~2000ヘルツという二つの音域で音声を聴き、イギリス英語を話す人は2000~1200ヘルツというより高い一つの音域で聴く。したがって、フランス人がイギリス英語を習得するのは困難である。それに対し、アメリカ(北米)英語は800~3000ヘルツで話されるため、フランス人の耳の音域に近い。ゆえにアメリカ英語はフランス人にとって習得しやすい」らしいです。とりあえず私が音痴で語学がだめなのは、自分が聴く音域が狭いからに違いない……。

01/06 07:34
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DEE
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脳の可塑性について。 神経は生体内では基本的に一方通行だけど、神経繊維としては両方向に電気シグナルを伝えることができる。だから脳損傷したからといって脳に直接何かをするのではなく、手足や視覚聴覚といった遠位から脳に働きかけるのは理に適っている自分は思う。 でも、エネルギーだとか言いだすと胡散臭くなってしまうので、どこまで患者と向き合い信用されるかがカギ。 早歩きは海馬を鍛える。スマホ見ながらトロトロ歩いてるとマジでバカになると科学的根拠に基づいて指摘できる。
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清水勇
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この本は「脳は奇跡を起こす」の続巻で、「脳の可塑性」を活用した脳損傷の治療が如何に広範囲(脳卒中、外傷性損傷、パーキンソン病、発達障害、自閉症等)に、多くの医療関係者の努力て、多種多様の方法(自己イメージ、歩行、低強度レーザー、PONZ装置:舌に載せる電気信号伝達装置、音他)が施行され、多くの患者が希望を持てるようになったのかを説明してくれる。しかし従来不可能と思われていた治癒を可能にしたのは、優秀な医者や装置だけでなく、患者自らが責任を持って積極的に治そうという強い意識を持つことであることは衝撃だった。
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  ももか
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ネタバレ科学書今年一の作品。 パーキンソンや脳震盪等、脳に損傷を受けた後どうすれば回復できるか様々な症例を用いて照会された。簡単な方法だと歩行や運動、光(太陽光)に浴びることから音、舌への電気刺激、イメージや視覚へのアプローチがある。 使われなくなったニューロは死亡し、沈黙するだけかと思っていたが、雑音を産み出すこと。脳は使うほどに活性化するため、刺激し、調整することが重要だと筆者は述べていた。 病気は原因が分からないけど身体の調子が悪いこ とと私は思う。医者が病名を名付け患者は納得する。
  ももか

絶望的な医師からの宣告に本人がやけにならずに受け止め、行動できるか、家族の支えがどれだけ大事かを学んだ。そんな現世の試練を乗り越えるために生きてる人たちに、子供達を思うと涙が出てしまう

03/28 22:35
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tapioca
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嘘くさい代替治療の話かと思いきや、真面目なお話。どこまで実用的なのかはこれからの発展次第なのでしょう。読み応えはあります。
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farameliser
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まだまだ脳は解明されていない部分があるということを事例をあげて紹介。面白く読めた。
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DualBlueMoon
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PoNSは治療だけなんだろうか。
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yuri9976
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ネタバレ脳が可塑性を持つという(おそらく最前線の)学説を、研究の第一人者が奇跡のような症例を含めてドラマチックに解説した一冊。PoNSという、舌を経由して脳に刺激を与える装置を用いて、パーキンソン病や多発性硬化症に苦しむ患者さんに希望をもたらすという事例を知って、以前に読んだ「脳はすごいーある人工知能研究者の脳損傷体験記」で紹介されていた、偏向眼鏡をかけることで脳の配線を変える例を思い出して、案外簡単な方法で複雑なシステムを改善できるのかもしれないと思った。
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eirianda
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とりあえず、太極拳して、毎日ウォーキングして、舌先を刺激して、モーツアルトのバイオリン聞いて……。脳卒中やら冠動脈やらアルツハイマーもこれから怖く無くなるといい。PoNSという舌を刺激するの欲しい。
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シュレッダー
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文面固いから噛み砕いて読み、慣れるまでに貸出期間きれてしまった!たぶん俺の前に予約してた人たちが返却大幅に遅れたのはこれだなと。内容は、読みたい分野だけつまみ読み。もうちょい読みやすい翻訳家使ってくれないかなあ
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Machida Hiroshi
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本書は、脳の発育不全や損傷によって起こり、通常の医者からは見放された様々な難病に対して、脳神経の結合を促進したり、脳の別の部位に役割を代替えさせたりすることで、治癒を図るという、神経可塑性研究の最前線を取材したレポートです。行動や会話が上手く出来なくなるのは、目、耳、舌、指先などからの信号が脳で上手く処理できないのが原因ですが、神経可塑性(脳神経は後からつなぎ変えられる)を利用して、光、音、電気、運動の刺激を使って神経をつなぎ直すことによって、日常生活を取り戻せた事例が沢山あることを知って感動しました。
Machida Hiroshi

人間の脳は使わない機能は接続が無くなり、使われれば新たに接続されていく。年をとってもそれは変わらないようです。何だか怖くもあり、嬉しくもある内容です。本書は、人間の脳の神秘と、医学者のあくなき脳神経への追及が感動を呼ぶ名著だと思います。592ページの大書ですが、医学の専門書という感じではないので時間はかかりましたが読み通せました。翻訳者の腕もあるのでしょう。後、図版があった方がイメージしやすい場面がありました。本書は図版が全くないのが少し残念です。

03/02 11:29
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kgbu
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取り上げられている臨床例だけを見ると、脳への光や音の刺激だけで夢物語のような回復が起きているのでにわかには信じがたい人も多いだろうけれども、脳の構造に照らして、様々な症状が脳への信号の誤りや脳内の障害によるノイズの混入であるとか、脳の再訓練に関係したことだと考えた場合、とてもシンプルで腑に落ちる展開ばかりである。著者も治療者も施術ができる限界について意識している。現在の脳科学および人工知能の知見と技術がこれらの治療の分析と補助に使われて発展することを祈るばかりだ。
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GASHOW
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脳の可塑性の最新の話。これまでは、脳細胞は破壊させてゆくものだとおもわれていた。ところが最新の研究では年をとっても脳がつくられることがわかった。それには運動が必要なので運動をしない老人は衰えてしまうのも真実だ。動物は生まれながらに脳細胞のネットワークがあり生後すぐ立ち上がり歩くことができる。人は白紙で生まれ環境からネットワークを構築するこれが可塑性だ。環境によって得られる能力が変わり、つかない脳は使えなくなる。なんてことだろう。
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Koji Takahashi
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脳の障害は治癒できる! 脳は一部が損傷しても、脳は再配線する事ができる。 音楽や電気による刺激が有効、それらは先進過ぎて一般的ではないかもしれないけど、家族が脳の損傷を受けたら何としても辿り着きたい治療法ですね。 認知症(アルツハイマー病)に有用なのか? 今一番恐れられているとも言われるだけに、「脳の障害」であるなら「神経可塑性」を利用できないものか。
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澄
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脳へ今までと異なる刺激を与えることで慢性の痛みを取り除いたり、視力を回復したり、、、表現悪いが脳を誤魔化すことで今まで違う回路を生み出し、治療するといったところか。治療の為の訓練ではあるが、逆に考えれば訓練次第で脳はなんでも出来るといえるのかも。神秘的で可能性を秘めた事象で今後の発展に期待したい。
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ばんだねいっぺい
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音楽や光、低レーザーに歩行など、本書に紹介された事例が、もしほんとうに有効であるならば、より多くの人へ低価格&低リスクで届くことを望む。
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デビっちん
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自己の活動や心理的経験に応じて、自らの構造や機能を変える神経可塑性が脳には備わっています。外部からエネルギーを加えるなどして脳のニューロンにおける配線の様態を変え、それによって治癒を促進する驚きの具体例がてんこ盛りでした。脳を変えることで、痛みがなくなったり、失われた機能が回復したり、自身では気づかなかった能力を発見したりといったことが実際にあるんです。身体が物理的にどうというのではなく、すべては脳の領域の中にある、ある部分が影響していたんですね。あの痛み、脳の中に混じったノイズが関係している?
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etoman
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本書では、パーキンソン病や外傷性脳損傷、脳卒中などで改善の見込みが無いと診断された慢性疼痛に運動や学習障害等が脳の神経可塑性により一定の回復が見込まれた事例が数多く紹介されている。脳に障害を受けた時に他の部位を使って機能が戻ることはテレビで紹介されて知っていたのだが、それが運動療法や視覚や聴覚、舌の味蕾にLED光の照射などで脳に一定の刺激を与えることで脳の動きを整え、機能が回復していくのだという。本書はトンデモ科学の話では無く、医学と科学の進歩の結果分かってきた最先端の知識の話だ。読んで興奮し身震いした。
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