形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:書肆侃侃房
淡くて青くて好きな感じだった
月を洗えば月のにおいにさいなまれ夏のすべての雨うつくしい/ほの青い切符を噛めばふるさとのつたないことばあそびせつない/押しつけるせかいではなくこれはただいとしいひとが置いてった傘/どんなにか疲れただろうたましいを支えつづけてその観覧車/すぐ溶けるくらげのために夜を敷きこどものままでそこに居たこと/綴じるように触れ合うように羽を梳き、愛は日照雨のようにしずかだ
「微細な水分が触れてくる感じ」美しい喩えですね…なんかうっとりしますよ(#^^#)
わぁみもさん、嬉しーヾ(〃^∇^)ノ 美しいのはこの歌集ですよ。ひとりだったり行き場がなかったり勇気を出せなかったりといった弱さ寂しさ不甲斐なさをこんな情緒にかたどられては、生きるしかない。そんな感じです。いつも温かいコメントをありがとうございます(*^-^*)。
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